出版社内容情報
―日本全国４７都道府県を訪れたことはありますか？― 月刊誌『プラスアクト』の人気連載として、まだまだ知らないことだらけの＜日本＞を三浦春馬とともに見つめてきた『日本製』が、新たに撮り下ろしとロングインタビューも加え、４０８ページにも及ぶ超大作として堂々完成。書籍化にあたり三浦自ら日々を振り返り書き添えた直筆コメントや、この本を持って全国を巡りたくなるような構成は必見。約４年間の「日本製」旅における三浦春馬の成長も垣間見られるアルバムのような１冊としても楽しめる。ずっとそばに置いておきたい永久保存版！
内容説明
４７都道府県４７のメイド・イン・ジャパン。三浦春馬が約４年間かけて訪れた４７都道府県「日本製」旅。月刊誌『プラスアクト』の人気連載が遂に書籍化！新たな撮り下ろし＆ロングインタビューも掲載。
目次
北海道―江差追分の歴史を見つめて
青森―祭りを支えるねぶた師の技
岩手―浄法寺漆を探して滴生舎へ
宮城―カネダイに見る地元産業の誇り
秋田―新政酒造で出会ってしまった日本酒パワー
山形―米沢牛の畜産農家を訪ねて
福島―米の最高峰・天栄米農家を訪ねて〔ほか〕
著者等紹介
三浦春馬［ミウラハルマ］
俳優・歌手。１９９０年４月５日生まれ。茨城県出身（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
334
これまでのいわゆる「タレント本」とは、まるで別物だった。 文字フォントが小さく情報量たっぷり、カラー写真もふんだんで、コート紙に印刷された４００㌻を超えるずっしりと”重い本”。三浦春馬が４年かけて47都道府県すべて、現地に行って、驚き発見する”熱量”に溢れていた。全国各地の名品、物産、祭り、建物、歌などとそれを継承する人を紹介する１冊だが、裏テーマ＝自分の故郷・茨城の再発見、が良かった。ずっしり、ぎっしり思いが溢れた１冊だった。各地で多彩な才能を発揮。彼が、いま、この世にいないことが、惜しくて残念！2021/04/22
美紀ちゃん
111
まず、三浦春馬さんのご冥福をお祈りいたします。 日本の素晴らしいものがたくさん。写真で見やすい。字もたくさん。 各県ひとつなので、自分の県を考えると、もっと違う日本らしいものあると思うけどこれなのねっていう感じ。そこが三浦春馬らしさなのかもしれない。 ひと通り読んだが、また読み返したい。2021/02/10
きみたけ
97
著者は2020年7月に亡くなった俳優三浦春馬氏。月刊誌「プラスアクト」の連載を再編成し、新たに撮り下ろし写真とロングインタビューを掲載した20年4月刊行の本。約4年間かけて訪れた47都道府県「日本製」の旅は、まだまだ知らない日本文化・伝統・歴史・産業など、未来へ向けて残し伝えたい日本が盛り沢山の旅でした。石川の加賀屋旅館のおもてなし、京都のGO ONによる伝統と技術への挑戦、奈良の山本瓦による姫路城の鯱、岡山のジーンズ・ジャパンブルーなどが良かったです。インタビューの半年後に自殺するとは思えないです。。2022/10/23
miww
77
「三浦春馬とめぐる 日本全国47都道府県旅 47のメイドインジャパン」。4年かけて回った記録はどれもその仕事へのこだわりと奥深さに心躍る。岩手県の漆の話に感動し、最近いつも食卓に登るちば醤油の登場に嬉しくなった。実はまだ読んでいる途中。たくさんの写真とぎっしり詰まった文章、一気に読むにはもったいない。手元に置いて１日1章を少しずつ楽しみに読みたい本だ。真摯な姿と優しい笑顔、好青年とはこんな人のことを言うんだろう。内容と彼の人柄が素晴らしい分哀しく残念でならない。2021/06/17
nyaoko
68
1週間に1県の感じで2日くらいかけて読んだので読み終わるのにとーっても時間かかりました。字が小さいので夜は読めない…同世代なら分かってくれるはず。あと、笑顔の春馬君を魅入ってしまうと涙腺が緩む。タレントの紀行文とは思えない程、訪れた土地の文化、歴史、工芸、特産物、文化遺産について取材をしてます。こんなにも純粋に、真面目に、スタッフと楽しそうに取り組んでいる姿にどうして…と思わずにはいられなかった。彼の遺したMADE IN JAPANの素晴らしさ、忘れないでいようと思う。凝縮された一冊。2022/03/24
