内容説明
在日韓国・朝鮮人に対するヘイトスピーチは、近年ますます激しくなってきている。日本人は、彼らの苦難の歴史を、あまりに知らなすぎる。植民地にされた朝鮮から彼らがどのようにして日本に渡り、また、戦時労働動員などによって強制的に日本に連れてこられたのか。そして民族差別と貧困のなかで、どうやって生き抜き、定住してきたのか。本書は、在日韓国・朝鮮人の歴史と民族差別の現実を分かりやすくQ&Aで解説し、共生の道を考える。好評のロングセラーである旧版を全面的に書き改め増補改訂した。
目次
在日韓国・朝鮮人はどれぐらいいるのですか?
法的地位はどうなっていますか?
在日韓国・朝鮮人の国籍はどうなっていますか?
外国人登録とはどのようなものだったのですか?
日本国籍になった人もいるのですか?
在日韓国・朝鮮人はいつ頃、日本に来たのですか?
戦時労働動員はどのように実施されたのですか?
創氏改名とはどういうものですか?
解放前に日本国内ではどういう抵抗運動がありましたか?
在日韓国・朝鮮人は8・15をどのように迎えましたか?〔ほか〕
著者等紹介
梁泰昊[ヤンテホ]
1946年、大阪生れ。関西大学文学部卒業。ライターとして活躍、1998年亡くなる
山田貴夫[ヤマダタカオ]
1949年、東京生まれ、慶応大学法学部在学中に日立裁判支援組織「朴君を囲む会」結成に関わり卒業後、川崎市役所入所。自治体政策と市民運動の立場から在日外国人の人権問題に参加。現在、フェリス女学院、法政大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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星辺気楽
Masataka Sakai
ソノダケン