内容説明
いまでこそエコロジーという言葉は流行語のようになっているが、この思想はどのように生まれ、どのように発展してきたのか?本書は、フランスのエコロジーの思想的流れを通して、自然保護運動から政権の一翼を担うまでになった現代の政治的エコロジー思想までを歴史的に検証している。そのため、様々な人々が織りなすエコロジーの思想と運動の歴史が詳しく解説されている。本当の意味でのエコロジーを知る上で、必要な1冊だ。
目次
第1部 どの自然を守るのか(反体制的自然主義;保守主義的自然主義)
第2部 エコロジーから社会主義へ?(「ローマクラブ」の警告;「ローマクラブ」の航跡)
著者等紹介
ジャコブ,ジャン[ジャコブ,ジャン][Jacob,Jean]
ストラスブール第三大学法学学士。ストラスブール第三大学政治学修士、パリ第二(パンテオン=アサス)大学政治学博士。ペルピニャン大学助教授(政治学)
鈴木正道[スズキマサミチ]
1959年生まれ。1982年東京外国語大学フランス語科卒業。1996年パリ第10大学にてサルトルの小説における暴力に関する論文によって文学・人文学博士号取得。法政大学助教授
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