踏み越えるキャメラ―わが方法、アクションドキュメンタリー

踏み越えるキャメラ―わが方法、アクションドキュメンタリー

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784845995448
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

目次

1 わが方法
2 生い立ち
3 健全者vs障害者『さようならCP』
4 男性vs女性『極私的エロス・恋歌1974』
5 神を呼び込む映画『ゆきゆきて、神軍』
6 虚構の人、虚構の時代『全身小説家』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

76
ドキュメンタリー作家の原一男氏による映画の制作について書かれた本。代表作の「ゆきゆきて 神軍」は見てとても衝撃を受けた作品だった。太平洋戦争で激戦地で戦い理不尽な扱いを受けその報復のために日本に帰ってから上官に会いに行き謝罪を要求する映画だった。当時はまだ戦争体験者が多くいた時代mこの映画は話題を呼んだが何しろ映画館が扱ってくれなかった作品だ。そんなことも含めドキュメンタリー映画を作るということは対象にどんなスタンスで近づき捉えるかがその作家の個性だということを知った。ドキュメンタリー映画の見かた論か。2020/10/03

エンピツ地獄

2
カメラの介入によって日常性が破られたところに現れる何らかのアクションを、当のカメラが捉えることになる、その非日常性を人工的に演出する部分がフィクションに相当するのだとして、それは現実への虚構性の侵入というより、本来的に虚構でしかないものの均衡が過剰な虚構性によって崩されることによるある種のショック症状であると、アクションドキュメンタリーの一応の解釈としてみても、行動へと踏み越えることの狂気は、死とか他者のように外にあって、結局は奥崎先生なのです。人命に政治が関わると途端に雄弁になる人々の心性がわかります。2015/02/10

ヤマダ キヨシ

0
☆☆☆☆2014/01/29

gurisan

0
★★★☆☆

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