内容説明
20世紀の群衆像―その映像表現としてのエポックは、ロシア構成主義、ナチズム、ハリウッドであった。「不善を為す群衆」という負のイメージをくつがえし、自由な身体に新しい認識を開く知覚の扉として「群衆」を位置づける。光・皮膚・声―距離・接触―像―群衆が始まる。
目次
襞のなかで眠りたい
サイケデリックス
なぜに顔に見えるのか
増殖の始まり
組み立て式の眼
階段から落ちる
ザンダー・エコロジー
家族的類似について
死の地勢学(3つのリプレゼンテーション)
エキストラはなぜカメラを見てはいけないのか
キングコング、クビライ・カン、カフカ?
人生と幸運
電子映像時代の芸術
フォト・ギャラリー「群衆―パリ・ベルリン・プラハ」
注視者と測量士