バスター・キートン

バスター・キートン

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  • サイズ A5判/ページ数 369p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784845702749
  • NDC分類 778.253

内容説明

バスターは、コメディアンとして名を成すにはまったく不向きな性格の持ち主であり、病的なまでに内気で、自ら低俗喜劇と呼んでいたものを忌み嫌い、さらに群衆への恐怖感を抱いていた。金銭に対する頓着はまるでなく、多くの財をなしながら1文残らず失ってしまった。初めの2人の妻は彼とまったく性格が合わず、何よりも彼自身が自分の最悪の敵対者だった。キートンの「偉大な無表情」は、彼をよく知る人間にとっても謎だったのだ。

目次

第1章 生まれながらの芸人
第2章 珠玉の夢
第3章 葡萄酒のような空気
第4章 結婚と悲劇
第5章 自分自身で
第6章 資産家キートン
第7章 見捨てられた傑作
第8章 ライオンは吼える
第9章 ライオンには牙がある
第10章 転落と再起
第11章 再生と終末
資料 バスター・キートン全作品

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

5
研究者による喜劇王バスター・キートンの評伝。自伝では触れられていない、キートン凋落の原因や低迷期の素行についても冷静に書かれている。絶頂期とどん底期の年収まで書かれているのは、ちょっと驚いた。現在評価の高い「海底王」や「大列車追跡」は予算に比べ、興行的にはイマイチ。逆に現在余り評価の高くない作品の方が遥かに興行的には当っていた。コストをかけた作品が不満足な結果が続く中、映画製作が行き詰るキートンにはMGMに入るしか選択肢が無かったというのが、著者の客観的な分析。キートンは結果として、時代に乗れなかったのだ2016/10/05

Gen Kato

2
再読。自伝と読みくらべると興味深い(こちらはかなりお父さんジョーに辛辣)。2015/02/06

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