内容説明
夏目漱石の『夢十夜』が、『刀剣乱舞』のキャラクターデザインなどで知られる大人気のイラストレーターしきみによって、鮮やかに現代リミックス。人気シリーズ「乙女の本棚」の第8弾登場。
著者等紹介
夏目漱石[ナツメソウセキ]
慶応3年(1867年)現在の東京都に生まれる。帝国大学英文科卒業後、教師を経てイギリスに留学。帰国後『吾輩は猫である』を発表。その後朝日新聞に入社し、職業作家となる
しきみ[シキミ]
イラストレーター。『刀剣乱舞』など、有名オンラインゲームのキャラクターデザインのほか、多くの書籍の装画やファッションブランドとのコラボレーションを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美紀ちゃん
112
夏目漱石は、読みやすい。 夢十夜は有名な話で、ずっと前に読んだその印象とは全く違う本になっていて驚く。 夢十夜は、第一夜は美しいのだが、それ以外は恐ろしい印象だったが、 素敵なイラストが付き、美しい話に生まれ変わった感じ。2021/04/08
旅するランナー
79
第十夜。こんな本を見た。夏目漱石先生にも、こんなに幻想的な作品があったんだ。しきみさんの絵が、しきりにマジカルミステリーツアーに誘う。からくれないの天道がのそりと上がる、死の世界を思わせる。歯噛をしつつ、米噛が釣って痛くなる。2019/02/19
寂しがり屋の狼さん
78
【乙女の本棚】シリーズ5冊目は夏目漱石『夢十夜』🌃夏目漱石は読みやすくて良いですね(*^^*)挿絵は同シリーズの『猫町』と同じ『きしみ』さん✒️🐱43Pと表紙絵にもなってる53Pの挿絵が好き💓(*^.^*)2019/11/03
@com
60
不思議な不思議な夢の話・・・2019/05/19
gtn
57
百年待たなければならない境遇。因果応報に気付いた瞬間。自死を後悔しながら後戻りできない思い。無反応な世間。通底するのは、"不安"だろうか。漱石は、焦燥を紛らわせるために、数々の作品を紡いだのかも。2023/04/21