立東舎文庫<br> ロックの感受性

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立東舎文庫
ロックの感受性

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784845627820
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0195

内容説明

切なさと懐かしさいっぱいの自伝的なエッセイと、ブルースを探し求めたアメリカ探訪記。つまりは、仲井戸“CHABO”麗市の精神的なルーツと音楽的なルーツの双方を巡るテキストが、本書の中心となっています。ビートルズ(来日公演!)、ジャズ喫茶、古井戸、忌野清志郎といった音楽的なトピックの後ろに見え隠れする、60年代、新宿、昭和の日々。そしてブルース発祥の地ミシシッピー・デルタ地帯からシカゴまで、ロバート・ジョンソン、チャーリー・パットン、ベッシー・スミス、マディ・ウォーターズらの足跡を辿った旅日記は、仲井戸麗市の感受性がいかに育まれてきたかを静かに物語っています。さらに最終章では、50歳の時点での想いを赤裸々に吐露。年齢というテーマが、本書を通じて流れていることに気付かされます。

目次

1 ビートルズから始まった―新宿・60年代・音楽(東京の原っぱの子供;学校はあまり好きじゃなかった ほか)
2 ロックの感受性―ある日の雑記帳(恋する夏へひとっとび;ラヴソング(さよならマスター) ほか)
3 ブルースを探して―アメリカ南部の旅日記’93(ブルース発祥の地へ;メンフィス到着―ビール・ストリートの夜 ほか)
4 そして旅は続く―キープ・オン・ロッキン

著者等紹介

仲井戸麗市[ナカイドレイチ]
1950年、東京都出身。1970年、古井戸でデビュー。79年忌野清志郎が率いるRCサクセションにギターリストとして加入。1990年RCサクセション無期限活動停止を機に本格的なソロ活動を展開。ex)the street slidersのギターリスト土屋公平とのユニット麗蘭(れいらん)を1991年に始動、the day(ザ・ディ)“仲井戸麗市(G)、中村達也(D)、蔦谷好位置(Key)、KenKen(B)”+サラ(sax)でのLIVEも行うなど、ソロ、BAND活動と多岐に渡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

amanon

3
一気に読み終えた。65歳になってもなお、探究心を失わないチャボのルーツを辿る楽しさに我を忘れたという感じか?中学高校と煮詰まりまくり、音楽だけが救いだった的なエピソードは共感するところ大。小学校入学時、仲良しの幼馴染グループとから一人だけ引き離されて別のクラスに入れられたという理不尽さに大暴れして抗議したというトホホな話もチャボならでは?確かに子供って必要以上に疎外感を覚えてしまうもんな…RCファンにとっては、RC及び清志郎への言及が皆無なのが物足りないだろうけれど、それでも全RCファン必携必読の書。2016/04/22

justdon'taskmewhatitwas

2
巻末に自分の社会性の無さに「情けない」と語る件がある。お、意外だな。確かにこれって甘ったれた文章だし、アメリカ旅行も物見遊山で、ルーツを巡る旅って感じじゃない。でも全然構わない。ファンだから。2018/05/26

yoyogi kazuo

0
目下ストリート・スライダーズにハマっているので、「麗蘭」でユニットを組んでいる蘭丸についてのコメントがあるのではないかと思って古本屋で買って読んだが、ほぼ言及なし。仲井戸の子供から青春期のロック体験や、ブルースを訪ねてのアメリカ旅行記などが読めるので手元には置く価値あり。2023/05/04

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