内容説明
切なさと懐かしさいっぱいの自伝的なエッセイと、ブルースを探し求めたアメリカ探訪記。つまりは、仲井戸“CHABO”麗市の精神的なルーツと音楽的なルーツの双方を巡るテキストが、本書の中心となっています。ビートルズ(来日公演!)、ジャズ喫茶、古井戸、忌野清志郎といった音楽的なトピックの後ろに見え隠れする、60年代、新宿、昭和の日々。そしてブルース発祥の地ミシシッピー・デルタ地帯からシカゴまで、ロバート・ジョンソン、チャーリー・パットン、ベッシー・スミス、マディ・ウォーターズらの足跡を辿った旅日記は、仲井戸麗市の感受性がいかに育まれてきたかを静かに物語っています。さらに最終章では、50歳の時点での想いを赤裸々に吐露。年齢というテーマが、本書を通じて流れていることに気付かされます。
目次
1 ビートルズから始まった―新宿・60年代・音楽(東京の原っぱの子供;学校はあまり好きじゃなかった ほか)
2 ロックの感受性―ある日の雑記帳(恋する夏へひとっとび;ラヴソング(さよならマスター) ほか)
3 ブルースを探して―アメリカ南部の旅日記’93(ブルース発祥の地へ;メンフィス到着―ビール・ストリートの夜 ほか)
4 そして旅は続く―キープ・オン・ロッキン
著者等紹介
仲井戸麗市[ナカイドレイチ]
1950年、東京都出身。1970年、古井戸でデビュー。79年忌野清志郎が率いるRCサクセションにギターリストとして加入。1990年RCサクセション無期限活動停止を機に本格的なソロ活動を展開。ex)the street slidersのギターリスト土屋公平とのユニット麗蘭(れいらん)を1991年に始動、the day(ザ・ディ)“仲井戸麗市(G)、中村達也(D)、蔦谷好位置(Key)、KenKen(B)”+サラ(sax)でのLIVEも行うなど、ソロ、BAND活動と多岐に渡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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amanon
justdon'taskmewhatitwas
yoyogi kazuo