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立東舎文庫
風のくわるてつと

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784845627813
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

伝説のバンドはっぴいえんどの在籍時に、松本隆が認めた詞、エッセイと短編小説を収めた作品。齢わずか19~22歳の青年が残したこれらのテキストが、発表後40年以上経っても色褪せず、ますます魅力を増しているのは驚くべきことだと言えるでしょう。70年代の空気を伝えるだけではなく、「ほんとうは誰の心の中にも存在している」風街という幻の土地へのガイドブックになっているのが、その大きな理由かもしれません。もちろん、それを支えるのは著者ならではの特異な言葉の扱い方。ぜひ熱いお茶(または珈琲)を飲みながら、風街の風景を堪能してください。

目次

1ノ絃 見えないまなざしから(風化粧;冬の機関車に乗って ほか)
2ノ絃 夢紡ぎ(髑髏旗挽歌;ピーター・パンの街 ほか)
3ノ絃 優しい夏(とほりぬけられません;人形劇 ほか)
4ノ絃 風蝕の日(風狂い;風殺し ほか)

著者等紹介

松本隆[マツモトタカシ]
作詞家。1949年7月16日、東京・青山生まれ。20才のとき、伝説のロックバンド「はっぴいえんど」を結成し、ドラムスと作詞を担当。同バンド解散後、作詞家となり、81年「ルビーの指環」で日本レコード大賞作詞賞を受賞。2002年以降シューベルトの「美しき水車小屋の娘」を日本語訳するなどクラシック方面での活動も続ける。インディーズレーベル“風待レコード”を設立。2015年、作詞活動45周年、これまでに書いてきた楽曲は2,100を超え、シングルの総売上枚数はおよそ5,000万枚、ヒットチャート1位を記録した楽曲も52曲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

10
図書館で借りた本。作詞家の松本隆氏がはっぴいえんどに在籍していた、40年以上前に書かれたエッセイと短編小説と詩をおさめたモノ。40年以上もたっているとは思わされないほど、古さを感じない内容でした。エッセイと短編小説の狭間で、詩が描かれていて、不思議な読後感がありました。若い頃から、この文才、さすがです!時を経ても色褪せない風街の世界観が見事!何度も復刊されているのもわかる気がします。久しぶりにはっぴいえんどの曲を聴きたくなりました。( ^ω^ )★★★☆☆2016/06/10

江藤 はるは

9
松本隆、日本の音楽にくわくわせない存在。読んでみてはいくわぐわ?2020/02/13

はあびい

4
はっぴいえんど時代に松本隆さんが書かれた詞、エッセイ、短編小説を集めて1972年に出版されました。文庫になったのは2回目。「田舎道」の詞は大滝さんが曲を作りましたが、一部使われなかった詞があります。2016/07/16

津野1号

2
彼は優しい詩(歌詞か)を書くな、と思います。2023/12/18

ゆきを

2
鋭利、そして、切れる言葉の繋がりは優しくて、こういう風に 言葉を丁寧に運んで綺麗に詰め合わせてスパイス振りかけて人にプレゼント出来たらばどんなに良いことだろうと思う。松本隆氏の触れられる距離にある詞の圧倒的なセンスは、ずっと褪せない。こんな言葉を詰めて贈りたい、人にも自分にも。2018/12/20

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