内容説明
伝説のバンドはっぴいえんどの在籍時に、松本隆が認めた詞、エッセイと短編小説を収めた作品。齢わずか19~22歳の青年が残したこれらのテキストが、発表後40年以上経っても色褪せず、ますます魅力を増しているのは驚くべきことだと言えるでしょう。70年代の空気を伝えるだけではなく、「ほんとうは誰の心の中にも存在している」風街という幻の土地へのガイドブックになっているのが、その大きな理由かもしれません。もちろん、それを支えるのは著者ならではの特異な言葉の扱い方。ぜひ熱いお茶(または珈琲)を飲みながら、風街の風景を堪能してください。
目次
1ノ絃 見えないまなざしから(風化粧;冬の機関車に乗って ほか)
2ノ絃 夢紡ぎ(髑髏旗挽歌;ピーター・パンの街 ほか)
3ノ絃 優しい夏(とほりぬけられません;人形劇 ほか)
4ノ絃 風蝕の日(風狂い;風殺し ほか)
著者等紹介
松本隆[マツモトタカシ]
作詞家。1949年7月16日、東京・青山生まれ。20才のとき、伝説のロックバンド「はっぴいえんど」を結成し、ドラムスと作詞を担当。同バンド解散後、作詞家となり、81年「ルビーの指環」で日本レコード大賞作詞賞を受賞。2002年以降シューベルトの「美しき水車小屋の娘」を日本語訳するなどクラシック方面での活動も続ける。インディーズレーベル“風待レコード”を設立。2015年、作詞活動45周年、これまでに書いてきた楽曲は2,100を超え、シングルの総売上枚数はおよそ5,000万枚、ヒットチャート1位を記録した楽曲も52曲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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