立東舎文庫
SMに市民権を与えたのは私です―団鬼六自伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784845627547
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

SMという言葉がまだ存在せず、嗜虐趣味がタブー視されていた時代に、アブノーマルな世界に光を与えた男がいた!小説、映画、雑誌、写真と、あらゆる表現方法でSMの世界を追求した著者の、“山も谷もありすぎる”半生記。SM業界はもとより映画業界からクリエイター、市井の人々との交流もユーモラスに活写され、貴重な昭和史の記録となっています。主な登場人物は、高島忠夫、中野実、野上彰、火野葦平、芳村真理、美濃村晃、新高恵子、谷ナオミ、鈴木則文、たこ八郎、本木荘二郎、辻村隆、宇野亜喜良、篠山紀信、渥美清、立川談志などなど多士済済。

著者等紹介

団鬼六[ダンオニロク]
1931年滋賀県彦根市生まれ。関西学院大学法学部卒業。57年「親子丼」で文藝春秋オール読物新人賞に入選し、作家活動に入る。酒場を経営したり、教職に就いたりしたが、60年代『花と蛇』が人気を博し、官能小説の第一人者となる。69年、鬼プロダクションを設立。ピンク映画やSM雑誌を手掛けた。89年断筆、将棋雑誌「将棋ジャーナル」の社主となる。95年に『真剣師 小池重明』で復活。その後耽美官能小説をはじめ、文学作品も数多く手掛けた。2011年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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