明日への送りバント―一つ一つの積み重ねが人生の宝物になる

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845420674
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0070

内容説明

最初から20年以上も現役選手を続けようと思っていたわけではありません。毎日、毎月、毎年、がんばり続けてきたものが積み重なって、いつしか23年目を迎えることになりました。何年やっても、まだまだ完璧にはほど遠く、理想の姿でもないけれども、少しでもうまくなりたくて日々挑戦を続けています。

目次

第1章 プロの意地と誇りを通した私の野球人生
第2章 勝負への執念を学ぶ
第3章 勝利の涙は流しても敗北の涙は流さない
第4章 バントで自己犠牲に徹することこそ生きる道
第5章 プロ野球選手になれてよかった
第6章 プロとはいつでも出陣できる者
第7章 バント世界一は通過点にすぎない
第8章 「伝えること」こそ私の新しい役割
第9章 家族の支えあればこそ

著者等紹介

川相昌弘[カワイマサヒロ]
中日ドラゴンズ内野手。1964年9月、岡山県生まれ。岡山南高校時代にエース、主将として2度の甲子園出場。83年ドラフト4位で巨人入りし、内野手に転向。巨人時代の90年代は不動の2番・遊撃手で、6度のゴールデングラブ賞、1度のベストナインを受賞。最多犠打は7回を記録している。03年、エディ・コリンズの持つ511の犠打を抜き、世界記録を樹立。現在も記録を伸ばし続けている。2004年中日ドラゴンズに移籍。1年目にしてリーグ優勝。芸術的バント、堅実な守備、しぶといバッティングはいまも光り続けている。プロ23年目に向け、ベテランならではのプレーでチームを引っ張る。身長176cm、74kg右投右打
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小木ハム

3
再読。言わずと知れたバントの神様、川相昌弘が半生を自伝的に綴る著作。個人的に一二を争うくらい好きなスポーツ選手。自分を殺してチーム貢献に徹するその姿勢は、勤め人にも学ぶべきものがあると思います。ベンチ裏でもトップ(監督)と兵隊(若手・助っ人外国人)のクッション役として大車輪の活躍。日々の環境やコンディションの相関をデータベース化する″川相ノート″、見てみたいです。『手習いは坂に車を押す如し』『一つ一つの積み重ねが人生の宝物になる』2017/02/02

チクタクマン

2
自らの技術を磨きコツコツと犠打を積み重ねてきた「職人」のイメージがあるので、ベンチ裏で何度も暴れたりと、こんなに熱い武道派の選手だったとは知らなかった。「長年守っていたレギュラーポジションを若い選手に譲り、自分は様々なポジションをこなすスーパーサブに回る。これが上手に出来たからこそ、長く野球が続けられた」という話が特に印象に残った。2015/09/20

Üchü

2
高校まで主役だった選手がプロで脇役になる。言葉で言う分には簡単だが、当人が自分を客観的に見つめたうえで転換を図るまでには相当な勇気、努力を要するのではないかと思う。150km/hのボールを150m先へ飛ばすホームラン打者ばかりではチームは勝てない。150km/hのボールを150cm先へ転がしてランナーを進める、彼のような選手は趣深いし、チームに1人いるだけで心強さは段違いである。岡山県民の誇りだなぁと感じている。

VooSee

1
強みを磨くこと。その周辺の技術も磨くこと。とにかくひとより練習を重ね、継続すること。こんなに信念と執念がある選手だったとは知らなかった。2011/08/21

田中勇作

1
プロの鏡!2010/10/21

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