内容説明
きみたちを待っている社会や会社や仕事は今どうなっているのでしょうか。どうすれば自分らしい仕事を見つけられるでしょうか?やりがいをもって好きな仕事を続けていくために、「働くルール」を一緒に考えましょう。
目次
第1章 働くルールってなに(いろいろな働き方;ルールがなければ ほか)
第2章 仕事につくときのルール(せっかく決まったのに;どういう約束をしたか ほか)
第3章 仕事をするときのルール(何時から何時まで働くか;賃金をもらう ほか)
第4章 辞めるときのルール(解雇されるのはまだまし?;辞め方のパターン ほか)
第5章 文句を言うときのルール(日々の生活での配慮;だれかに頼る・一緒に行動する ほか)
著者等紹介
道幸哲也[ドウコウテツナリ]
北海道大学教授。北海道労働委員会会長代理、北海道地方最低賃金審議会会長、日本労働法学会元代表理事。1947年北海道生まれ。70年北海道大学法学部卒業。小樽商科大学助教授をへて1985年から現職。不当労働行為制度・法理を中心に研究してきた。最近は職場における自立やプライバシーについても研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はく
4
将来どんな仕事をしたいのか?の質問はりんごを食べたことがないのに、好きか嫌いかと質問するのと同じと書いてありなるほどと思った。どんなにくわしくりんごの味を説明されても実際食べてみないとわからない。アルバイトでもなんでも若い人にはとにかく経験してもらわないといけないと思った。例をあげて労働法、労働組合についてなど読みやすくかかれていた。2015/08/31
Takao
3
2007年3月15日発行(2007年11月12日、第2刷)。15歳というと、中学校を卒業し、働くことができる年齢である。すでに高校生のアルバイトは重要な労働力とされているという。しかし、高校の社会科の授業等では「ワークルール」を十分教えているかと問われれば、十分ではないと言わざるを得ない現状だ。本書は、15歳に向けて「ワークルール」をやさしく解説しているが、それでも難しいと感じた。本書の知識を基にして、判例や学説などを整理する必要を感じた。2018/12/06
秋庭誠
2
C+ 雇用に関する本。色々書いてあるけど、本来は知らなきゃいかんことだよね(大人も)2011/11/16
Matsui Kazuhiro
1
大学生だが,読んでて知らないことがほとんどだった. 解雇される時の形態の違いによる保障の違いなど,かなり現実的なことも書いている印象で,労働のルールも知らずに社会に出ようとしている危機感を感じれた. #1002013/11/09
dateiro
1
内容はとても平易。働いたことがある人なら「そういえば…」と思い当たる節がありそうな,雇用についての話が丁寧に書かれています。何度も同じことが言われる部分もありますがそこはそれだけ大事ということでしょう。今,~歳の時に知っておきたいというような内容の本がたくさん出されているけれど,こういうことって本当に社会に出る前に身につけておきたいものです。2010/05/13