ぼくのスミレちゃん

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 22cm
  • 商品コード 9784845107476
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0093

出版社内容情報

本気で愛した瞬間があれば一生愛し合ったのと同じこと。そばにいるのに遠く感じる老夫婦を男の側と女の側からみつめた究極の愛の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AKIKO-WILL

31
絵本のような薄さと厚さですが、内容は濃く感じました。おじいさんとおばあさんの出会いと2人の中には大切な馬が。2人の考えを交互に描かれていて、どちら目線でも2人が童心に帰っている。宇野亜喜良さんの絵がまた良くて、ほんのり切ない気分にもなります。2016/08/13

おはなし会 芽ぶっく 

15
時の流れに隔てられても、お互いを思う老夫婦。惚けた妻は、時をさかのぼり、恋しい夫を抱きしめる。夫は妻を見守り、二人の若かった日々を振り返る…。2021/09/07

ヒロ@いつも心に太陽を!

13
今も昔も変わらずすぐそばにいるのに、互いの気持ちがうまく伝わらなくなっていくもどかしさ。老いのせいなのか病のせいなのか、ばあさまの言葉は今やじいさまに上手く伝わらない。そんなばあさまにも自分にもいらだちを感じるじいさま。でも、二人の中には永遠に色褪せることのない、二人だけの宝物がある。それが今も二人をつなぎとめている。『ぼくのスミレちゃん』どんな二人にもいつか訪れる可能性のある話。それが訪れた時に、私は、彼は。愛した人の記憶は忘れたくないし、きっと忘れない。そんなことを感じさせた大人の絵本。2011/03/21

ochatomo

10
認知症なのか、ファンタジーなのか、老夫婦かわるがわる回想する文 それぞれの思いが不思議に交錯する感じが美しく彩られる 2002刊 対になる作品が「てんぐちゃん」(2003年)2022/12/10

遠い日

9
時間と記憶のマジック。そして、愛の物語。与えられるべき病の名を記さず、人が老い、老いながら抱える若き日の思いを清らかに描く。今江さんはやっぱり手練だ。冒頭からぐいと掴まれて、わずか20分ほどの、ここではない世界を楽しむ。2015/07/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/30315
  • ご注意事項