OD>Winny - 天才プログラマー金子勇との7年半

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OD>Winny - 天才プログラマー金子勇との7年半

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  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784844378624
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C3055

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

65
創生期故の混迷と、法治国家としての威信を懸けたせめぎ合い。但し、技術の観点が噛み合わないもどかしさが、改めて浮き彫りになる。著者と被告の掛け合いも本著の見どころの1つで、”カプセルマン”、掲載写真を見て思わず笑った。思わずググって再確認。それにしても、この恵まれた才能が短命に終わったことは、元SEの端くれとしてもかえすがえすも残念。因みに、「まにまに」の意味が分からずググった。日本語は、本当に奥が深い。2023/08/05

Apple

56
本書では、壇俊光弁護士から見た金子勇さんの人物像が垣間見られます。すごい才能がありつつ、純粋で強い好奇心の持ち主なのだと感じました。大変な裁判であったものと思われますが、金子さんのキャラクターから緊張の糸が緩む場面もあり、活き活きと当時のやりとりが感じられました。Winnyの功罪が色々とあるのでしょうが、早すぎた登場によって適切な認識がなされず、お巡りさん側が空回ってしまった部分もあるのかなと思いました。2023/04/16

33 kouch

48
訴訟の当事者主義は講学上のものなのだろうか…。 少し幻滅したが正義と社会のために信念を貫く弁護士の姿には感動した。無罪は勝ち取れた。しかし…あっさり自供してたほうが金子氏も自由が長く、日本のITも進んだのではないか、という著者の回想はなんとも皮肉。専門性、公平性、迅速性といった司法の課題も浮き彫りなる。随所にITや法律の専門用語も出てくるが、ポップに顔文字が出てきたり、裁判の様子も情緒的に描かれているので読みやすい。2023/05/12

山口透析鉄

31
kindle unlimitedで読了。分かりやすく、すぐ読めました。 事件当時は吸収合併された先の某大手損保の業務に忙殺されていて、情報システム部門にいても事件まで興味を持つ余裕もなく、WINNY自体も使ったことはありません。 弁護された方の書かれた本なので当然、捜査当局が悪者です。でも実際、日本の司法の現場を見聞すると、著者が誇張していないことなど分かりますので……こういう方の能力も活かせなかったニッポンムラ、傾くのも当然だったのでしょう。 もっと多くの人にも読んで欲しいくらいです。(以下コメ欄)2023/10/28

すしな

28
048-22.物語として面白かったです。日本の権力とITって昔から相性が悪いですよね。司法も行政もそれぞれの役割でベストを尽くすのはいいのですけど、お互いに馴れ合いで行われている司法制度は本当に公正なのかなと思ってしまいました。ただこの件については、著者のオタク味ある弁護士さんの活躍で無罪を勝ち取るわけですが、この裁判によって金子氏にプログラミングをさせなかった時間というのは、国家レベルでの損失と言っても過言ではなく、もうちょっと日本の権力がイノベーションに理解があれば普通に成長できるのではと思いました。2022/05/13

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