内容説明
本書は、圧縮技術の基礎から解説し、最終的にはJPEGやMPEG、H.264/AVCなどのマルチメディア圧縮符号化技術までを取り上げることにしました。本書を読みことによって、圧縮技術に関するひと通りの知識を身につけることができるようになっています。
目次
第1章 圧縮するとは何か?圧縮率とは?
第2章 情報はどのように圧縮されるのか?
第3章 情報を圧縮する方法―ハフマン符号やDCTの仕組み
第4章 オーディオ/音声圧縮の仕組み
第5章 静止画圧縮と映像圧縮の仕組み―DCTと動き補償による圧縮法
第6章 iPod/ケータイ/デジタル放送のオーディオ圧縮の仕組み―MP3とMPEG‐AACを中心に
第7章 JPEGによるデジタル・カメラの圧縮の仕組み
第8章 DVD/ワンセグ/ハイビジョンで活躍するMPEGとH.264/AVCによる圧縮の仕組み
著者等紹介
亀山渉[カメヤマワタル]
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授。1990年、早稲田大学大学院理工学研究科電気工学専攻博士後期課程修了後、1992年、(株)アスキーに入社。(株)ジー・シー・テクノロジー、(株)グラフィックス・コミュニケーション・ラボラトリーズ、フランステレコムCCETT研究所等に出向し、デジタル・ビデオの符号化方式、ビデオ・オンデマンド・システム、マルチメディア表現方式の研究開発に従事。1999年、早稲田大学国際情報通信研究センター助教授、2002年、早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授に就任。工学博士。2001年から2005年までTV‐Anytimeフォーラム副議長
金子格[カネコイタル]
東京工芸大学准教授。1982年、早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了後、(株)日立製作所を経て、1984年、(株)アスキーに入社。OS開発、LSI開発、オーディオ符号化方式の開発に従事。現在、東京工芸大学コンピュータ応用学科准教授。博士(情報科学)。情報規格調査会SC29/WG11/OICI小委員会主査。SC29専門委員会委員
渡辺裕[ワタナベヒロシ]
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授。1985年、北海道大学大学院工学研究科電子工学専攻博士課程修了後、日本電信電話(株)(NTT)に入社。NTT研究所において画像符号化に関する研究および動画像通信システムの開発に従事。1989年よりJPEG、MPEG標準化会合に参加。2000年、早稲田大学国際情報通信研究センター教授、2002年、早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授に就任。マルチメディア生成分配システムに関する研究に興味をもつ。工学博士。1999年から2006年までISO/IEC JTC1/SC29議長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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