内容説明
ポケベル・プリクラ・カラオケ・コンピュータゲーム・インターネット…もうひとつの生きる空間へ。目に見えない「移住」が始まった。
目次
1章 わたしであってわたしでない―メディア空間のなかの自己
2章 メディアとは何だろうか
3章 メディアがリアリティを構成する
4章 魅惑のサイバー・スペース
5章 メディアを飼い慣らす
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうき
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ネット空間への移住はもう始まっている。そこで求められる私はキャラとしての私。つまり他者から観られた私をどう演じていくが必要になってくる。この本ではポケベルなど旧ガジェットだったが現在はスマートフォンでのメールでの他者との緩い繋がりの確認にSNSでの私の演出などになっているだろう。私たちは他者に常に観られ演じることを要求されている。そこで生きるためにはネット空間への公共圏の確立が早急に必要だろう。ネットへの移住は拡張されすごいスピードで現実との融合を果たしているそこで私はいかに生きるか。2013/07/11