内容説明
現実がことばを、ことばが現実の認識を形づくる。この日本語社会は、おんなをどう規定し、おんなの生き方をどう支配しているのか―。日本語における〈言語と性差〉研究、初の論集。
目次
1章 座談 女とことばと日本語文化(江原由美子;しま・ようこ;れいのるず・秋葉かつえ)
2章 言語研究と女性解放
3章 言語学の「科学的」原則の実践に対するフェミニストの批判
4章 新聞にみる構造化された性差別表現
5章 「婦人」「女」「女性」…―女の一般呼称考
6章 日本語研究―女の目でみる国語辞典
7章 性差別のエスノメソドロジー―対面的コミュニケーション状況における権力装置