電撃文庫<br> さよならピアノソナタ〈2〉

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電撃文庫
さよならピアノソナタ〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 305p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840241953
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

天才ピアニストにしてピアノを弾かず、人を寄せ付けない蛯沢真冬をギタリストとして迎えた民俗音楽研究部は、自称革命家の部長・神楽坂響子の独断と独走により海へ合宿にいくことになる。海といえば海水浴!と妙にはりきる幼なじみ・千晶、珍しく思い悩んでいる様子の神楽坂、そしてやっぱり部活に馴染みきれない真冬。そんな三人との合宿で波乱がないわけはなく、ナオはすっかり翻弄されるが―。おかしくて少しせつない、恋と革命と音楽が織りなすボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー、第2弾。

著者等紹介

杉井光[スギイヒカル]
1978年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

57
無事アメリカから戻ってきた真冬を確保しメンバーとして迎えた民音が、神楽坂先輩の独断と独走により海へ合宿に行くことなるお話。合宿を通じて神楽坂先輩や千晶との掛け合いも増えてきた真冬は、一方で自分が不純な動機でバンドにいると悩む展開。まあナオが鈍過ぎるのがそもそもの問題なんですが、真冬もちょっと不器用で、少なからず難しい子ではありますね(苦笑)誤解で真冬が失踪しましたが、メンバーそれぞれが頑張って少しずつその距離も縮まりつつあるのかなと。健気な千晶は応援したくなるんですが、なかなかうまくいかないものですね。 2014/08/04

まりも

55
アメリカから戻ってきた真冬を確保し、本格的に動き始めた民音が初めてのライブに挑む話。合宿を通してバンドメンバーとの距離が縮まる事で不純な動機で入った事に悩む真冬。千晶と神楽坂先輩も今まで見せなかった弱さや脆さが見えるようになってきたりと人間関係が出来上がってきた事で色々と面白くなってきましたね。真冬も大概だけどナオの鈍感具合も面倒臭いな笑 まぁ、この面倒臭さが王道作品の良さなんだけど。不器用な彼らの頑張りが実を結んだ初ライブの成功は素晴らしかったです。次巻も期待。2015/02/06

そのぼん

43
前作では少年と少女、そしてメンバーの出逢いがメインでしたが、今回は徐々にメンバーの距離が縮まって来ている感じがして、読んでいて楽しかったです。海辺での合宿があるあたりはライトノベルらしいかなと思いました。ピアノを弾かなくなった少女が殻を突き破ってくれることを祈りたいです。2013/01/15

Yobata

32
アメリカから真冬が帰国して季節は夏。民俗音楽部は海に合宿を行うことに。ようやくバンドメンバーも揃い、不本意ながらも初ライヴの日程も決まって練習に励もうとするが、真冬が「私は不純な動機でバンドにいるから」とあまり乗り気になっていない。バンドにいる理由を探す真冬。そして迎えたライヴ当日になんと真冬が…。ナオの地の文ツッコミは相変わらずサイコーにキレがいいねwしかしナオ君…どんだけ鈍感やねんwあと真冬がうだうだ迷って、周囲に迷惑掛けてと若干イライラしたけど、まぁこれが青春ってやつだよねw2012/05/27

佐島楓

30
どうしようもない鈍感主人公、ナオとツンデレ天才美少女ピアニスト・真冬。この二人が軸といえば軸なのですが、この巻では先輩で部長な響子の存在感のほうが勝っちゃってます。まぶしくて、恥ずかしくて、直視できない感じが漂うこの物語、追いかけていきます。2015/08/27

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