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内容説明
バレンタインの季節。街では、複数の動物殺害事件が発生していた。マユがダイエットと称して体を刃物で削ぐ行為を阻止したその日。僕は夜道で死んだはずの妹(多分)と出会う。そして妹っぽいものに遭遇した翌日。僕は学校の朝礼で知る。無自覚の悪意の伝染について。三ヶ月の短い静穏へ精一杯の反抗を示す惨殺死体事件。最悪な、殺人街としての街興しが、再び始まったらしい。あー。この立て役者は、僕の妹(暫定)なんだろうなあ、きっと。…口癖の出番は、あるなら早めによろしく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
75
久々みーまー。ミステリで面白かった。めちゃくちゃ好み。だけど何だろうこの、充実感の無さ。文章は結構紙にいっぱいいっぱいなんだけどね。スピード感があるとも言う。枇杷島さんと良い感じなのかなーラブコメ突入してくのかなーと思ったけど裏切り、にもうとも登場...でもそこはみーまーである。でも死の礎は生だから。まあ確かにね、自分たちも生き物殺して食糧にして生きるための活力にしてるわけだけれども。何か少しズレてるよねこの作中だと(笑)でもそんなんでも、みーくん成長した。そうも思えなかったんだから。よくやったみーくん。2013/02/17
散桜
53
最後の方がよく分からなかった!!!!まーちゃんとにもうとはどうなったのか?!私の読解力不足ですかね?!ゆゆちゃんかわいい!なんでこんなに濃いキャラしかいないんですかね……wwそして、みんな狂ってて歪んでる……もちろん、嫌いじゃないですけどね!次も気になる!どんな人が出てくるんだろう?!2014/02/03
チアモン
39
やっぱり文章が読みにくいけれども、少しずつ慣れてきたような。かわいい女の子たちが何人も出てきたけれども、今回もグロい場面が多かった。うーん。みーくんが一番人間らしいか?いや、この物語には人間は一人も出てこないかも。2018/06/21
Yobata
34
「…ぢんせいって難しい。人生違うから、僕の進んでる道。」無事退院した僕ら。世間は動物殺傷事件が多発していた。それは厭が負うでも八年前の事件以前に行方不明になった妹を思い出させる事件だった。僕が所属する美化委員会もその事件による町の美化清掃に力を入れていた。時季はバレンタイン。マユの包丁ダイエットを辞めさせ、池田兄妹からチョコを貰った帰り道、血塗られた少女に出会う。その少女は妹だった…。翌日その付近で美化委員長の宗田義人の死体が発見される。小動物の殺傷が趣味だった妹。きみがやったのかい…?再び町を震撼→2010/10/19
とら
23
段々と世界観にのめり込んできた。読了後四巻にすぐ手を出したほどである。のめり込んできたというか、つまり先の展開が気になって堪らないということなのだが、それは多分この独特な作品の雰囲気だけではなくて、魅力的なキャラクターが登場してきたからだと思う。それと既存のキャラクターへの愛着が沸いてきたのも拍車を掛けて、人間関係の将来に期待を持つようになってきた。明らかにこう、ここらへんの要素はライトノベルだよなあ。みーくんおかしいくらいにモテまくりだものなあ。ラブコメっぽく見せてないけどさりげなく入ってると思われる。2015/11/26