内容説明
「俺、何かに対して本気になれるのかな?」何事にも本気になりきれない高校生・高村コウ。そんな彼は一人のゲーマーに出会い、“己の本質”と真剣に向き合うことになる。将来の進路を考え決めていく友人や幼馴染み。変わっていく周囲の人間関係の中で、彼の答えはどこにあるのか―。「―敢えて問いますが、君は、ゲームが好きですか」。『終わりのクロニクル』『都市シリーズ』の川上稔が贈る最新作。
著者等紹介
川上稔[カワカミミノル]
東京出身。第3回電撃ゲーム小説大賞“金賞”受賞作『パンツァーポリス1935』(メディアワークス刊)にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつき
3
小説『連射王〈上〉』読了。いや、なんといいますかね、うん。ここから、なんですけど。読んでみてよかった、というか。最後がね……この巻の、最後のところが。どっちかっていうと気軽にふんふん読んでたつもりだったはずが、ぼろぼろ泣いて、びっくりしたわ。その感じが……次の巻に、つながるのね。2018/09/21
Lunor_kssg
3
再読.面白かった.川上作品の中では一番好き.シューティングゲームに本気を出す話.何かに本気になるって結構むずかしい.この主人公の悩みも共感できる.2012/11/07
dobochon
2
面白かった!巻末のシューティングゲーム年表と解説だけで価値があるような…。内容は直球の青春ストーリー。ゲームをクリアしたときの喜びと喪失感を味わったコウはどんな道を歩むのか、下巻が気になる。2013/03/08
なま
2
分厚いラノベで有名な作者。そっちの作品は世界観についていけなかったんですが、この本は途中で読むのを止めることができませんでした。高村の悩みにはどことなく共感できるところがありますね。続きが気になります。分厚いラノベももう一度読んでみるかな。2013/02/28
葉ノ倉えん
2
無理だった。途中で読むのを止めることができなかった。シュータの末席に居るものとして、同じように高校でSTGと人間関係と部活と本気のありかに悩まされた馬鹿野郎として。高村がSTGに魅せられてから上巻終幕に彼が得た感覚まで自分も経験した物をまた突きつけられて読み進む手を止めることができなかった。やられた。2013/02/25