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内容説明
シティを支える“マザー・システム”の秘密を全世界に告発した“賢人会議”は、全シティに対し宣戦を布告した。行方不明の兄姉を捜す錬は、兄・真昼が“賢人会議”の参謀として、姉・月夜が“シティ・モスクワ”軍の捕虜として、ともに“シティ・ニューデリー”に向かう事を知る。“シティ・ニューデリー”の議会は、魔法士を犠牲にしながら“マザー・システム”を稼働させ続けるか、魔法士を守るために“マザー・システム”を棄てるかで紛糾していた。ヘイズの助けで“シティ・ニューデリー”に潜入した錬が出会ったのは、魔法士でありながら“マザー・システム”存続を唱える執政官アニルだった…。
著者等紹介
三枝零一［サエグサレイイチ］
１９７７年兵庫生（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす＠灯れ松明の火
29
みんなの為に死に行くしかない少女がいるのなら、誰か一人くらい可笑しいと叫ばなくてはいけないと思った。貴方が死ぬ必要などないと告げて、抱き締めたかった。愛する少女を守るために戦い始めた、二人の魔法士。その可能性に思い当りながら最後まで決して言及しなかった「……同じ能力」。DEAMON master MEETS DEAMON master!!あってはならぬはずの邂逅に物語は加速する。人の為魔法士が死ぬ事を否定するシティ・ニューデリー。果たして、この街で。二人の悪魔使いは貴方が死ぬ必要はないと、叫べるのだろうか2014/06/20
まりも
11
遂に2人の悪魔使いが対面。更に世界樹編の面々、賢人会議編の面々も一か所に集まりいよいよ本編がスタートしたって感じがする。意外な所にまで人脈のあるヘイズの厄日っぷりに安心感を覚えました笑 錬、真昼、月夜と兄弟それぞれ違う立場になりマザーコア反対派と賛成派の争いにどのようにして関わっていくのか。これからが楽しみです。イルとヘイズの出会いがなんか感慨深い。2014/11/07
晦夢
9
錬は真昼と月夜がそれぞれシティニューデリーに向かうということを知る。ヘイズに助けてもらい、マザーシステムをどうするかで真っ二つに割れるニューデリーに潜入する。ギャラがどんどん集まってきて、それぞれがそれぞれの思惑、感情を持って、複雑に絡み合う。主要人物たちがしっかりと掘り下げられてるから、それぞれの思いは分かるし、どうするのが正しいのかほんとうにわからないのが面白い。個人的には凄くヘイズが好き。2015/04/06
nob
8
第Ⅵエピソード上巻。今度の舞台はシティ・ニューデリー。前章で示唆されていた、同じ能力者同士サクラと錬が遂に出会い戦う。賢人会議に、モスクワ、ニューデリーそれぞれの思惑が交錯するなかで、ニューデリーのマザーシステムを巡る戦いが始まり、ストーリーがどんどん壮大になってきた。イルとヘイズの小競り合いのシーンが好き。果たして、ヘイズの探している答えは見つかるのか。あとクレアは非常に不安定な様子。大丈夫なのかな。次巻に続く。2019/03/10
ソラ
7
【読メ登録以前読了作品】 内容（「BOOK」データベースより） シティを支える“マザー・システム”の秘密を全世界に告発した“賢人会議”は、全シティに対し宣戦を布告した。行方不明の兄姉を捜す錬は、兄・真昼が“賢人会議”の参謀として、姉・月夜が“シティ・モスクワ”軍の捕虜として、ともに“シティ・ニューデリー”に向かう事を知る。“シティ・ニューデリー”の議会は、魔法士を犠牲にしながら“マザー・システム”を稼働させ続けるか、魔法士を守るために“マザー・システム”を棄てるかで紛糾していた。ヘイズの助けで“シティ・2007/11/18
