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内容説明
ラトロアの議員達との会談に臨んだフェリオとウルク。元首・ジェラルドとの論戦は、他の議員達を巻き込んで白熱し、やがてラトロアの暗部を暴き出すに至る。しかし紛糾する議論の裏側では、その時、メビウス達の手によって、一つの異変が起こされつつあった。突如、首都ラボラトリに現れた漆黒の空間―死の神霊(アービタ・スピリット)を奉る六番目の神殿、“終末の黒い神殿”。古の書に記されたその忌まわしき存在は、この星の命運をかけた最後の戦いへと、フェリオ達をいざなう―!シリーズ最大のボリュームで贈る最終巻。
著者等紹介
渡瀬草一郎[ワタセソウイチロウ]
昭和五十三年横浜生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七月せら
13
皆それぞれの譲れないものの為に刃を交え死力を尽くした壮絶なラストバトル。一度は敵であった者達も情勢や立場、思いが変われば協力者になり得るしその逆もまたしかり、ということが全編を通じて面白く最後まで手に汗握りました。反対に、様々な形でフェリオに寄せられる厚い信頼の数々と、それに応えるフェリオの言動にはどんな状況でもほっとさせられます。子供たちが笑って過ごせる平和な日々が永遠に続きますように。2020/08/26
シータ
9
ついに空鐘シリーズが完結してしまった。本当に最初から最後まで楽しめた作品だった。こんな面白いSF+戦記ファンタジー読んだことない。1巻読んでた頃はパンプキンの印象はなんだこいつって思ってたけど、巻を読み重ねるうちにパンプキンのキャラに愛着が湧き気がつけばこの作品で一番好きなキャラになっていた。いつま飄々としているけど、ちゃんと周りのことが見えていて頼りになるし、すげえカッコよかったよ。この作品自体が魅力的なキャラばっかで、一人一人に結構感情移入できて作品にすごい没入できた。2015/10/17
klu
6
12巻終了。なかなか読み応えがありました。現在を風刺している面も多々見受けられて。2023/01/28
ソラ
6
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) ラトロアの議員達との会談に臨んだフェリオとウルク。元首・ジェラルドとの論戦は、他の議員達を巻き込んで白熱し、やがてラトロアの暗部を暴き出すに至る。しかし紛糾する議論の裏側では、その時、メビウス達の手によって、一つの異変が起こされつつあった。突如、首都ラボラトリに現れた漆黒の空間―死の神霊(アービタ・スピリット)を奉る六番目の神殿、“終末の黒い神殿”。古の書に記されたその忌まわしき存在は、この星の命運をかけた最後の戦いへと、フェリオ達をいざな2007/08/24
和尚
6
最終巻。あぁ、面白かった。パンプキンが好きやったんで、最後の終わり方もやっぱり満足。キャラクターの一人ひとりに物語があって、それが端々に伏線としてちりばめられて、ちゃんとつなげるのはさすが。あったかくて柔らかい木漏れ日みたいな、そんなシリーズ。2010/07/17