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内容説明
廃火の儀―降楼した火目を埋葬する儀式。そこで骸となっていたはずの先代の火目・時子が化生となり、逃亡するという変事が起こる。火護唯一の弓衆となった伊月は、新たな御明かし、茜を引きつれ時子を追う。一方、幽閉されていた佳乃は、都の大火の折、時子の骸に触れていたことから帝・豊日の追及を受ける。時子を巡り二人の運命は再び交錯していくが―。思惑の読めない豊日の真意、化生に隠された秘密…いくつもの謎をはらんだ変事の行方は?第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞作第二弾登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
5
読んだのは2年前くらいで正直全巻読破は無理だと思ってたけど、最近になって最終3巻の確保ができたので、そのうちシリーズの行く末を見届けられそうです。
鑑真@本の虫
3
前巻の事件後、火護唯一の弓衆となった伊月が、自分の在り方を見つけるまでが描かれる。 佳乃は、"助かってしまった"命をもて余し、死を願う。 豊日もまた、永すぎる命を刈り取られることを祈る。 そうした暗い雰囲気の中で、伊月の存在は、暗闇を灯籠の如く照らしている。 そういう意味では、伊月もまた道を見付けられたのは、幸というものだろう。 豊日の謎は深まるばかりだが、何か哀しいものが感じられる。 果たして、建国の頃に何があったのだろう。2014/02/24
nakazawa8492
3
泥臭く足掻こうとするヒロインがとても印象的 ほとんどの登場人物が諦めてなお諦めないヒロインがGJ 次はいよいよ始まりの物語なので読むのが楽しみである2012/07/19
とよしゅう
3
今巻は佳乃に少しは救いがあった・・・かな? 巫女達の苛酷すぎる命運から目が離せなかった!2011/06/08
兎追いしかの山
3
前の巻よりは欝成分が少なめ。伊月に救いが少しだけだけどあった。しかし、それでもまだ暗いものが見え隠れしている。次の巻でどうなるのかが楽しみ。2010/07/09