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内容説明
大変なことになっている―ひとはいつだって、自分では気がつかないうちに劇的な事態の急変に巻き込まれているもので、それは彼ピート・ビートも例外ではない。私レインとしては、ちょっと彼に興味があっただけなんだけど、しかし彼を取り巻く状況は本人の意志とは無関係に、どんどん恐ろしくなっていく―統和機構の追手モータル・ジムとの死闘に、最強フォルテッシモの再介入に、さらにはすぐ側で炎の魔女が暴れていたりして―ビートの行き先に待つのは嘘と裏切りと決断と、そして…転落と崩壊の第三章は苛烈、熾烈の苦闘がさらに続く。若きビートに光明は未だ見えず、世界は彼に何を求めているのだろうか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
32
再読。ピート・ビートのディシィプリン(試練)は続く。何をしたらいいか解らないまま、生き延びる為の戦い。生き延びて朝子に会う為の戦い。何故会いたいのかさえ解らず、必死の逃避行。更なる刺客モータルジムの攻撃を掻い潜る中、凪が朝子を救うが、それさえもビートは知らないまま・・・。全てが結末へと向けて集約していく。一冊まるまるディシィプリン。2018/12/17
神太郎
10
ブギーポップよりも全体の時間軸がかなり進んでいる印象が強い。なんせ、いっぱいキャラが出てくるし、てか凪の参戦はデカイね。しかし、ffさんの扱いが本当に…。凄いのか凄くないのか良くわからない(笑) 時系列的には「ジンクスショップ」よりも後だから、オキシジェンは次の候補者決定してるんだよね、一応。でも、レインに接触したりと結構ビートの物語と同時並行で暗躍している人達も多いので面白いけど、段々複雑化してきている。次回で最終巻です。2013/10/14
新島
8
ビートに降りかかる怒涛のディシプリン。終わりへの繋ぎ、な感じで戦闘ばかりですね。それにしてもビート?(一巻は朝子、二巻はミンサー、三巻はラウンダバウト)扉絵を凪が飾るわ、モータル・ジム戦で突然の登場するわ、読んでいてビートの物語に凪の登場は必要?朱巳が出てきたけどさあ…なんて読みながら不満でしたが、ヴァルプを読み始めた今あれが伏線の数々だったのかと驚いています。そういえば白い雪、水乃星の存在も。オキシジェンが告げるビートの苦難の旅路の終わり?能力の成長もあり、もう四巻のファルテッシも苦難ですらないのか2016/05/18
ソラ
7
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 大変なことになっている―ひとはいつだって、自分では気がつかないうちに劇的な事態の急変に巻き込まれているもので、それは彼ピート・ビートも例外ではない。私レインとしては、ちょっと彼に興味があっただけなんだけど、しかし彼を取り巻く状況は本人の意志とは無関係に、どんどん恐ろしくなっていく―統和機構の追手モータル・ジムとの死闘に、最強フォルテッシモの再介入に、さらにはすぐ側で炎の魔女が暴れていたりして―ビートの行き先に待つのは嘘と裏切りと決断と、そし2007/12/31
ハイちん
6
旅行先で読了。シリーズ本編で張られた伏線がスピンオフであるはずの本作でがんがん回収されていく。統和機構に変革の時が迫り、そのとばっちりでダイアモンズがあっけなく崩壊してしまったのには呆然とした。あとなぜか知らんが炎の魔女のイラストがいつの間にか可愛くなっているという不思議(超能力をもつ合成人間を完封してるし、魔女さんの存在感のインフレがすごかった)。2015/04/29