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内容説明
佐渡と新潟の間に架けられた世界で一番巨大な橋。その中央にそびえる名前がつけられる事のなかった人工島―不況によって放置されたそこは不法滞在者や犯罪者が棲む九龍城さながらの無法都市と化していた。その島を二人の男が訪れる。気弱で大人しい少年・狗木誠一は、幼馴染みの少女と冒険気分で。重要指名手配犯・戊井隼人は惹きつけられるように。そして彼らは、社会から隔絶された無法地帯で全く違う道を歩み始める。だがその姿は、鏡に映る己を吼える犬のようでもあった―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei@名古屋
14
再読。今日頂いたので早速読みました。ジュンさんありがとう。というわけでクズと狗と戌の物語。バウワウってわけで、次のミュウミュウまでよんだらがるぐる、5656まで読まないといかんなぁ。読むか否かそれが問題だ。それにしてもすでに懐かしく感じるという事自体が私も年をとったということか。2012/03/18
END
12
視点は3人とこの作者にしては少なめ。狗木と戌井の対決はマジで映画のワンシーンみたい。駆け抜けるようなストーリーで一気に読ませるけど、ちゃんと仕掛けも忘れない所はさすが。コロコロとキャラの変わるケリーが過去も含めて一番好き。葛原とこのままくっついちゃうのかい!?キャハハハハハハハ!2013/08/05
ちは
12
おもしろかったです! 個人的には戌井くんが一番好きです。 銃を横に向けて撃つって、練習がんばったんでしょうね。 ころころキャラが変わるケリーも好きですねー。 続くんですよね?2012/08/30
星野流人
12
これは上質なエンターテイメント作品。読んでいて楽しい作品。 中盤から後半にかけて、かなりおもしろかった。特に事件の真相は完全に騙されていた。ラストもすっきり終わっており、楽しく読み終えることができた。誠一のラストは、胸が締め付けられるように感じた。 ベストイラストは、248-249頁見開きの誠一、葛原、隼人。2010/10/11
日奈月 侑子
11
一番最初に読んだ成田作品だったように思います。この隼人のノリが好きで好きでたまらなかった当時。今読み返しても物凄い好きだった…。 そしてこっそり好きだったケリーのキャラも相変わらず、今読み返しても好きでした。皆どっかしらネジがぶっ飛んでる中、葛原さんは比較的まともなキャラだけに、振り回されてる姿が見てて楽しいです。取り敢えず出来ればケリーと幸せになってくれ葛原…。寧ろケリーを幸せにしてあげられるのは葛原だけだと思うのでそこは頑張っていただきたいです。 この後を知ってると、イーリーの笑顔が新鮮すぎて焦る。