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出版社内容情報
「義体」と呼ばれる機械の体、薬による洗脳。居場所を求め、銃を手にした少女たちの物語。
公益法人社会福祉公社―――事情を抱えた人々を支援するための厚生省委託事業を表向きとするこの組織の実態は、保護した人々に機械の体を与え、薬による洗脳を施すことで、暗殺を始めとした裏の仕事を行わせる諜報機関であった。
担当官の指導を受け、銃を持ち戦うのは幼い少女達。多くの苦しみを背負いながら、居場所を求めた少女は今日も銃を手にする……。
独特の描写と高いストーリー構成力で、高い評価を得ている「GUNSLINGER GIRL」。
アニメ化も決定した話題作、単行本第2弾がいよいよ登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
38
既読・再読。今はスペイン広場階段付近でジェラート食べちゃダメらしいね。2014/12/06
kanon
21
これだけ濃密な短編を、毎月休載することも無く描いていたんだから本当に凄い。ページ数が少し抑え気味と言ったらそうなるが、逆にだ、その抑え気味のページ数でここまでの短編を描ける、と考えると良い。もの凄いことなのである。今巻は、何となく感動させられるエピソードばかりだった。…いや少し違うか、まず思うのが「可哀想」ということなのだ。もう少し幸福な境遇で生まれたら…事故が無ければ…とか、思ってしまう。もっと幸せになるべき女の子たちなのだ。あれだけ純粋な良い子なのに…最初のクラエスの話が大好きです。今のところベスト。2014/01/25
いおむ
16
再読です。この第2巻はどのエピソードも珠玉ですが、特に第7話「Ice cream in the Spanish open space」のラストシーンが皮肉が効いていてよいです。2022/05/28
☆kubo
14
流星群のシーンは良かった。常にどこか哀しみを感じさせる少女達がとても楽しそうで。2013/05/05
ゼロ
13
忘れることに虚無感を覚えない彼女たち。彼女らはいい所のお嬢様の様で仕事を求め、欲している。無邪気な彼女らに悩み、苦しむ大人たち。パスタの国の王子様のお話なんてそう。アンジェリカに誠心誠意を込めても、条件付けで忘れ続けていく。仕切り直しはできず、終わりの絶望を見せ続けられるマルコー。悲しいとか虚しいではなく、虚無感が心を押し潰す。「彼女はもう、あの物語を覚えてはいない」。綺麗であり、切なく、雰囲気が良く読める作品です。2012/12/07