- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
出版社内容情報
八川瑞枝は“仕事”仲間・須賀弘人のことが気になっていた。だが弘人は、誰もが振り返るほどの美少女である瑞枝をまったく相手にせず、自分の姉のことばかりを気にしている――。
その理由を瑞枝は知っていた。弘人の姉はとある有名な事件の被害者だった。オカルトがらみのその事件で婚約者を失って以来、彼女は“目に見えない子供”が存在しているかのように振舞うようになり、弘人はその世話に奔走していたのだ。
そんな弘人が、姉を襲ったオカルト信奉者たちの信仰の対象“バフォメット”の名前を聞いた瞬間、瑞枝の前でブチ切れた……!!
気鋭が贈る暗黒ファンタジー、登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いんちょ
0
2003-11-19-22-269.再読。2015/04/02
いんちょ
0
2003-05-025-28-102.当時はなかなか刺激的に思ったけど。2015/04/01
いっしー
0
バフォメット様が種無しの穀潰しなせいで跡継ぎ問題に揺れる宗教法人が強制査察(物理)を受ける話。初っ端からセックス&バイオレンスなシーンが容赦なく描かれており、コレ本当にラノベ?と問いたくなるような80年代のハードボイルドテイストはとても良いのですが、いかんせん設定が好みでない。日本を影で牛耳る邪教集団とか言われても、僕の頭に思い浮かぶのは「魔宮の伝説」のモラ・ラムなわけでして、恐ろしさよりも前に滑稽さのほうが際立ってしまう。ゼロ年代に入ってからのオカルトって死に設定だなあと寂しく思ってしまうのでした。2012/04/22
永山祐介
0
瑞枝って子の純粋で「なさ」や屈折具合が、最近こういうの見てなかったのでちょっと良い2002/07/05
真塚なつき(マンガ以外)
0
ああ。笠井、菊地、夢枕。そういう80年代の残り香。世界の裏に蠢く邪教、セックス、バイオレンス。いいですね大好きです。杉原はこの頃から文章も構成も巧いし。2010/05/27