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出版社内容情報
遙か太古の地球に君臨していた知的生命体=「古(いにしえ)のもの」(Old Ones)が残した5機の最終兵器<ネクロノーム>。その巨大兵器の4機目が、深海で長い眠りから目覚め、高校生の脇屋光頼を新たな主として迎えるために活動を開始した。
一方、既に覚醒した3機の<ネクロノーム>を巡り、軍事力により世界の覇権を目指すコスモ・マトリックスと、その野望を阻止しようとするファウルスの争奪戦は、ますます激しさを増していく。
だが、そんな人類の愚かな戦いを嘲笑うかのように、5機の<ネクロノーム>を束ねる母機(マザー)<N>が、静かに目を覚ましつつあった…。
朝松健が放つ「新クトゥルー神話」待望の続編登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴィオラ
7
あまりクトゥルーな感じがしないのは、「n」にせよ「N」にせよ、あまりに人間くさいからかもしれない。そもそも、人間としっかりコミュニケーションがとれている時点で、クトゥルーっぽさは減少してしまうし、ラノベ系のクトゥルー物でそこは外せないのかもしれないけれど(^_^;) キャラクターに関して今ひとつ掴みきれないところがあって、これは作者の苦手分野なのか、そういう作風なのか判断がつかないけれど…。全員のバックボーンとしての「オイネウス号の事故」が、最初にある程度しっかり書いてあっても良かったかな?2018/02/17
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1
**クトゥルー**水の巨神(ネクロノーム)に選ばれた神足えりは米軍に拉致された。また、火の巨神の乗り手は、空の巨神の使い手が主催するカルト教団に監禁。また地の巨神を手に入れた者は、片思いの相手である神足えりを力で我が手に置こうと、米軍基地の強襲を開始する。着実に日常生活が崩壊してゆく最中。風の巨神に見いだされた、主人公、脇屋光頼は、えりを助けようと戦いの場に向かう。破壊と屍を乗り越え、5機のネクロノームが集まった時、何が起こるのか…… 日本におけるクトゥルー研究第一人者が送り出す、クトゥルー黙示録第二巻。2012/03/10