電撃文庫 夢界異邦人―眠り姫の卵

水落 晴美【著】

アスキー・メディアワークス（2000/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 324p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840217002
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

「電撃hp」読者の熱い要望に応え、ついに文庫化！「何もかも忘れて眠ろう。目を閉じて、手足を丸めて、深い幻想の中に落ちよう。そして、チョコレートのように甘い甘い夢を見るの」現実を拒否し眠り続ける一人の少女…。彼女を治療するため夢の中に入ったサイコダイバーの紅美が、現実へと戻ってこられなくなってしまった。そんな紅美を救出するため、同業者の凛は少女の夢界に侵入する。しかし、彼を待ち受けていたのは、完璧に管理された白亜の｢街｣と、夢界を維持する｢議会｣、そして陽の射さない地下で暮らす｢洞人｣達だった…。「電撃hp」読者の熱い要望に応え、遂に文庫化！

内容説明

「何もかも忘れて眠ろう。目を閉じて、手足を丸めて、深い幻想の中に落ちよう。そして、チョコレートのように甘い甘い夢を見るの―」現実を拒否し眠り続ける一人の少女…。彼女を治療するため夢の中に入ったサイコダイバーの紅美が、現実へと戻ってこられなくなってしまった。そんな紅美を救出するため、同業者の凛は少女の夢界に侵入する。しかし、彼を待ち受けていたのは、完璧に管理された白亜の「街」と、夢界を維持する「議会」、そして陽の射さない地下で暮らす「洞人」達だった…。「電撃ｈｐ」読者の熱い要望に応え、遂に文庫化。

著者等紹介

水落晴美［ミズオチハルミ］
静岡県生まれ。オリンピックを見て、泣きまくった感動家。通勤電車の中でも原稿を書く真面目な人。最近、電車でいつも近くに座るおじさんが、居眠りしながら歌を歌っていて、その芸当が気になって仕方ない
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[蒼]

随分前に読んだ本。チョコレートの甘い匂いがずっと漂ってくるような感覚だったのを覚えてる。

2018/07/29

[sira]

再び再読。文章などは物足りないだけどやっぱり設定は好きなので、きっといつまでも捨てられない気がする。

2012/10/02

[卯月]

再読。二年間眠ったままの少女を目覚めさせるため、患者の夢界に潜った特殊能力者の紅美が帰還しない。同業者の凛も侵入すると、そこは白い霧によって外界から隔絶された街だった。著者のデビュー作、夢界の中の街の設定が魅力的。六年に一度の祭、神の交替。死ぬとチョコレート化する地上人、旧地下鉄の穴に住む洞人。鬼。外への脱出を望んだナナ・シン・サギリの今後が気になるが、この世界が、患者が目覚めたら消失するかもしれないのが非常に惜しい。余談、本書を読むと村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読みたくなる。

2013/04/10

[満月-ya]

?　（処分済）

2001/01/05