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内容説明
科学的思考と巧緻な文章力の原点。科学者・福岡伸一を生んだきわめつけの良書を熱く語る。
目次
第1章 自分の地図をつくる―マップラバーの誕生
第2章 世界をグリッドでとらえる
第3章 生き物としての建築
第4章 「進化」のものがたり
第5章 科学者たちの冒険
第6章 「物語」の構造を楽しむ
第7章 生命をとらえ直す
第8章 地図を捨てる―マップヘイターへの転身
著者等紹介
福岡伸一[フクオカシンイチ]
生物学者。1959年、東京都生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授。2007年に発表した『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)は、サントリー学芸賞および中央公論新書大賞を受賞し、ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
181
まだ見ぬ自分だけの地図を描くため、この世に存在するありのままを探そう。なぜこんな青が世界に存在するのか。あらゆる選択から生まれた生命の不思議。人知を超えた自然の精巧さをもっと知りたい。偶然か必然か。空を彩る七色の光。知れば知るほど人間中心の世界観では見えない多様な進化の不思議さに気づく。頁を捲るたびに探検である。体中に電流が走るような読書体験の奥深さを語る。生物学、科学、数学、芸術からSFまで、物語の主人公が何かを探し求めて永遠の旅路を歩むように、知への探究は果てしなく続く。道の先にはまた新たな道がある。2022/10/18
mukimi
113
文系のロマンチックな感受性と理系の明晰な頭脳が共存する筆者の文章は自分の目標。そんな文章の背景を知りたくて本棚を覗く。世界を標識し分類するマップラバーとして科学関係の無数の本を読破し、研究者としても世界を科学的に分類しきったところでマップの限界を知り、動的平衡に目を移しマップへイターとなりこれまた無数の随筆や小説を読み漁る。そして我々の人生にマップはないと締める。唯一解への固執から解脱した筆者の頭の中の動的平衡に触れられた気がした。人生を鳥瞰したいと焦燥感に駆られている自分の肩の力を少し抜いてくれた。2021/03/21
mitei
85
著者の読まれてきた読書遍歴を紹介した一冊。流石に面白そうな本ばかりを読まれているなぁと実感した。2013/01/14
たー
32
既読本4割。あまり興味のわかない本3割。読んでみたい本3割といった感じでした。2013/03/25
ホームズ
31
色んな本の紹介が面白い(笑)当たり前だけど本は読む人によって感想や読み方が違うんだな~(笑)これからも色んな本を読んでいきたいな~(笑)2013/02/15