メディアファクトリー新書<br> 山手線に新駅ができる本当の理由―そこには「ニッポンの復活」がかかっていた

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メディアファクトリー新書
山手線に新駅ができる本当の理由―そこには「ニッポンの復活」がかかっていた

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  • サイズ 新書判/ページ数 197p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784840146968
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0210

内容説明

2020年に開業するといわれる、山手線30番目の駅。品川‐田町にできるこの駅に、いま多くの企業が注目している。アジアで存在感を失いつつある東京都が再び主導権を握るための起死回生策「アジアヘッドクォーター特区」構想で、広さと利便性に秀でたこの地域が大変身する可能性があるからだ。東京スカイツリーどころではない骨太で発展的な構想に、明日への希望が湧いてくる渾身のシミュレーション。

目次

はじめに 新駅は「日本再生」シナリオの舞台となる
第1章 50年ぶりにできる新駅
第2章 駅はなぜつくられるのか?
第3章 計画はどう進められるのか?
第4章 駅の開業による経済効果は?
第5章 利便性はどうなるのか?
第6章 日本の未来を見据えて
おわりに 未来予想・品川が国際都心になる日

著者等紹介

市川宏雄[イチカワヒロオ]
1947年、東京都生まれ。明治大学専門職大学院長、公共政策大学院ガバナンス研究科長。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院博士課程を経て、カナダ・ウォータールー大学大学院博士(Ph.D.)を取得。先進国から途上国まで、都市整備や地域開発に数多く参画。国際都市間競争下での都市戦略を提言、東京都・都市計画審議会などの委員も歴任する東京研究の第一人者。「都心のあたらしい街づくりを考える会」理事、「日本の未来をつくる会」副理事長、日本危機管理士機構理事長などNPO活動も積極的に行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

47
「東京一極集中」が加速、東京にユニセフ本部が移ったり、グローバル化されるといった著者の願望のような「おわりに」を読んでいると、この本はいつ書かれたのかと気になりました。既に新駅は出来上がっていますが、今になっては大きな話題になることもなく、ニュースでの通勤者を映し出す絵柄は品川駅にはなってますが、グローバル化どころか、ネット環境の遅れ等々が目立つのみ。東京から離れていく企業や人々が話題になっています。つくづく人生何が起こるかわからない。明るい話題が聞こえない昨今。読む本だけでもホッとできるものを読みたい。2020/11/04

ふろんた

16
インフラあってこその新駅開発。品川周辺だけでなく、武蔵小杉周辺も取り上げられて興味深く読めた。ただ、後半のこれからの展望は団塊オヤジの持論をダラダラ聞かされているようで疲れた。2013/09/03

てっしー

12
山手線の新駅そのものよりも、一般的に新しく駅が作られる事に纏わるさまざまなことが学べたのは良かった。既にこれほど遊興施設で溢れかえっている東京を、さらに大規模な再開発してどうするんだか。日々殺人的な満員電車に揺られている身としては、新駅の前段階としての東北縦貫線開通により少しでもそれが解消されるのであればありがたいけれど。奇しくも東京オリンピックと同じ2020年に新駅完成予定だそうだが、震災の復興が後回しにならないか心配もある。建築や土木の専門家って、そんなにたくさんいるのだろうか。2013/11/24

太田青磁

12
東京に残された再開発の牙城ともいえる品川車両基地。陸・海・空の拠点を品川に求めようと多面的な視点から都市計画を語ります。リニア新幹線の都内の拠点は品川。東京がアジアの玄関口を取り戻すための空の戦略拠点やウォーターフロントとしての役割も期待できます。渋谷と池袋が直結し私鉄と地下鉄が次々に相互乗り入れをする中で、JR東日本が勢いを放つのは品川。上野を拠点とする東北・高崎線と常磐線を東京まで延伸させて東海道線とつなぐ計画に期待も大きいですね。東京と羽田、羽田と成田がリニア新幹線でつながるときが待ち遠しいです。2012/12/29

MOKIZAN

10
旧田町車両センター跡地利用は、新駅より周辺再開発の方がはるかに重要と考えている。昨日のダイヤ改正で、マスコミは北陸新幹線開業を唱っているが、東京上野ラインの開通の方が、経済活動への波及がはるかに大きい。上野止が品川駅へ乗り入れることにより、該当沿線から東海道新幹線、京急乗り換え羽田空港への移動可能時間が、格段に長くなった。これは再開発地域を品川駅と直結させることが、国内外の移動における最強の立地環境を持つことに通じる。この開発は五輪同等以上に、対外国向けの国策とすべきと思う。「ニッポンの復活」のために。2015/03/15

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