• ポイントキャンペーン

幽books
昭和の怪談実話ヴィンテージ・コレクション

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784840143530
  • NDC分類 147
  • Cコード C0093

内容説明

妖しきエログロ!懐かしきナンセンス!?戦前、戦後初期に刊行された幻の怪談実話本を集大成するマニア垂涎のレア・ブックス(稀覯書)アンソロジー。

目次

古今怪異百物語(骨壷を抱いて死んだ女;名刺の亡霊 ほか)
怪異怪談集(泰西幽事三題(古城の怪―独逸;列車中の死神―英吉利 ほか)
影法師 ほか)
扉の怪異―怪談実話(怪談三話(並木一郎)(船の怪(金色の魚)
汽車の怪(人霊は招く) ほか))
オール怪談(怪奇実話 呪いの狼女(高木哲))

著者等紹介

東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。怪談専門誌『幽』編集長、元『幻想文学』編集長。著書に、第64回日本推理作家協会賞を受賞した『遠野物語と怪談の時代』ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mii22.

49
今では入手困難な昭和初期と戦後すぐのふたつ「昭和」時代に生みだされた怪談実話を復刻収録したアンソロジー。海外のもの数点を含めて、それぞれ時代を感じさせる興味深い怪談。ゾッとするほどではないが、そのなかで「列車中の死神」は怖かった。「ズボンを穿いた骸骨」は題名からして...ふふふ。なかなか楽しいアンソロジーだった。2016/08/07

shikashika555

41
明治末期と戦後の雑誌からの抜粋怪談集。 いかにも日本風の情緒の絡んだねっちりとした話が多い。 そして不思議に怖さもさほどではなく、中途半端さも含めて味わいと言えばおかしいが味わいもある。 海外の怪談については、いかにもこの時代風で昔の本を読み返してるようで面白かった。 戦後刊行された雑誌からの怪談は 明治の頃より較べて文章を練らないまま載せた感じがする。 そして1話が短くて、情に訴えると言うよりは強烈さで目を引くような感じだった。2022/09/03

あじ

22
現代人が好む凄惨な描写はない。腰が曲がった老婆が蝋燭一本と嗄れた声だけで、聞き手を震え上がらせることが出来るような、地を這う怪談実話です。2013/05/26

藤月はな(灯れ松明の火)

22
実話というよりも物語的な怪談集。時代の変化の描写も見事。亡霊による復讐譚、化け猫、鬼女の一種でもある高女などの妖怪変化話、異類婚や外国での怪談、亡霊譚を絡めた探偵ものなどふんだんで当時の押絵も収録されていて嬉しいです。2012/08/08

HANA

20
昭和初期に出版された実話怪談のアンソロジー。箱や表紙、挿絵をカラーで紹介してくれているのは嬉しい。意外と当時の世相を反映した話は少なく、江戸明治の話や西洋の話が大部分を占めているように思えた。収録されている中で一番実話怪談に近いのは「古今怪異百物語」、どの話もバリエーションに富んで楽しめた。「扉の怪異」も実話怪談調だが溺死した人間が魚の背に乗って行く等の超展開が楽しい。「オール怪談」や「怪異怪談集」中の「ズボンを履いた骸骨」は昔懐かしい怪奇探偵小説、ん~このテイストこそまさに昭和だと思いました。2012/01/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4556618
  • ご注意事項