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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんなこった
5
原作未読でのコミカライズ読書も四巻目、ここにきてSFの側面がぐっと強く出てきた印象。絵は一冊進む度進化していて作画作家の努力と腕の良さを感じる。物語はこれまでとはやや毛色が変わり、巨大な虚無と退廃の中にも希望が見える。個人的には、物語のマンネリ化から脱却しており感服の一冊。2015/01/02
arianrhod
3
原作小説を読了すぐに読みましたので楽しさが膨らみます。絵がどんどん上手になってきている感じがします。陽の光りと軟弱だけれどその生命力の輝き憧れて人に近づきたい吸血鬼もいれば、闇を闊歩するその壮大な力と死を恐れずに生きられる吸血鬼に近づきたい人もいるようです。閉鎖された空間で人の心を持ち吸血鬼の不死身の体を手に入れようと試みた悲しくて力強い人間の欲望のお話。そんな理想を世界中でたった独り叶えたDは、出来損ないのヴァンピールを見る度どう感じているのでしょうか。天野喜孝縛りのある中でDの世界観が表現されています2015/01/28
ぐうぐう
1
原作の『バンパイアハンターD』が、SF小説でもあるということを、視覚化された鷹木骰子のコミック版を読むと、改めて気付かされる。と同時に、SF小説が映像を伴ってイマジネーションさせるように、『D』という小説自体も映像を誘惑させる。その理想的な具現化が、この漫画版なのだと思う。2009/11/21
ぬきゃま
0
菊地秀行の作品はエロス&バイオレンスで、最後は切ない。マジックの細ペンで描いたような作画ではあるが、キャラクターは十二分に魅力的に描かれている。2011/03/11
ともとも
0
原作と初めて出会ってから早20年ちょっと、もともと大大大好きな小説のマンガ化ですが、とっても原作にイメージが忠実で満足な作品です。2010/06/08