内容説明
王貞治は挫折の人である。挫折から多くを学んだからこそ「王」への道は開けた。人の心をつかみ、人を動かす最高の知恵がここにある。
目次
第1章 逆境から学んだからこそ「王」(ルーツ―苦しさを知る者の優しさ;栄光から挫折へ―聖人君子からの脱却;「他者は変えられない」から始まる自己改革)
第2章 人を変えるリーダーとしての技術(他者への共感が人の気持ちを動かす;怒る技術を磨く)
第3章 人を動かす「あり方」の哲学(WBC優勝に導いたのは采配ではなく「あり方」;ポテンシャルを発揮させるリーダーのセオリー;組織は人、人は心で動く)
第4章 最高のライバル「ひまわりと月見草」が見た真実(「月見草」野村が見るリーダーとしての王;“ミスタープロ野球”長嶋茂雄という存在)
第5章 王の道(よき「父性」が人を変えていく;「生きる力」をわき立たせる人)
著者等紹介
飯田絵美[イイダエミ]
成城大学文芸学部文化史学科卒。産経新聞社、サンケイスポーツ入社。アマチュアスポーツ担当を経て、プロ野球を担当。99年、王貞治監督が率いるホークス、初の日本一を取材。以来、交流を深める。生涯学習開発財団認定コーチ取得、A・F・T色彩検定2級取得、産業カウンセリングを学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KathyG
2
私も王さんの生きる姿勢はすごいな、と常々思っていました。一言で言って、人への気遣いができる大人ということなんでしょうか。すぐに読める本なのでもっと色々な人に是非読んでほしい、そして考えてほしい、そんな感想を抱く本でした。2010/10/01
てふ
1
ヒーローとは本物のプロのことである。超一流のプロには共通して流れる「志」がある。ファンを思う,ファンを魅了する真のエンターテイナーであり,プロのあり方。2011/08/22
Humbaba
1
王監督は常に周囲のことを考えて行動している。言葉にすればそれは簡単なことだが実際に行うことは難しい。しかし、それを行っているからこそ敵を作らずに監督業をこなすことができた。2009/12/11
ともりん
0
プレーヤーからマネージャーへの道への転換。自分にスポットライトがあたらないことを良しとするのは、簡単じゃないよ。簡単じゃない。マネージャーになりたての頃は、ここは本当に挫折感を感じるし、そこをわかりやすく説明してくれる本って少ない気がする。2015/04/21
最終バック九番手
0
そういうことだったんだ、尾花コーチが巨人に移ったのも選手に嫌われながらも黒江コーチが好成績をあげるのも…ビジネス本としても野球本としても中途半端な仕上がり…著者は元サンスポ記者…参考文献:あり…索引:なし…初版第1刷:2009年1月23日…本体1200円2009/03/22