内容説明
恋愛、仕事、友情…生きていくことはとても苦しかったり、切なかったり、つらかったり。でも、そんなときに、あなたを支えてくれるかけがえのない宝ものはありませんか?誰に感謝するわけではないけれど、誰かに「ありがと。」と言いたくなるような出会いの物語、12編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アクビちゃん
42
「あのころの宝もの」をテーマに綴った女性作家12名の短編集です。うむ、これが宝もの?!という内容もありました。でも、宝ものって、人それぞれですものね。良かったのは狗飼恭子さん、加納朋子さんでした。2018/01/01
団塊シニア
30
12編の短編集、中山可穂の「光の毛布」がいい。恋人を失ったダメージは大きかったが仕事に生きる主人公咲、ほんのちょっと譲歩しあうことができたら、ほんのちょっと相手を思いやることができたら…、なぜか心に残るフレーズです。2012/11/25
これでいいのだ@ヘタレ女王
24
アンソロジー12編 アンソロジーは様々な読まずに済ませていた作家との出会いが楽しいが 当たり外れも大きいかも。 モノレール猫 光の毛布 が好き2016/07/26
眠る山猫屋
21
再読。誰かに向けた感謝の気持ち『ありがと。』。テーマはすごく良いんだけれど、大き過ぎて漠然としてしまった印象。結果、個々の物語が漫然と拡散してしまって、心にひっかからなかったかもしれない。残念。2016/11/16
佐島楓
19
女性作家の「感謝」のアンソロジー。前川麻子さんの「愛は、ダイヤモンドじゃない。」が印象に残った。抑制された筆致から、苦悩が伝わってくる。今がこんなに苦しいのも、輝いた日々があったから。恋愛って難しい。このアンソロジーのシリーズは面白そうなので、ほかも読んでみます。2013/11/01