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内容説明
柩の中で死んだように眠る少女に出会った少年のたどる運命とは?(眠り姫)。学院にやってきた転校生と、3人の子供たちの出会い(13月のギムナジウム)。いけすかない副司令の、真実の姿を知ったオペレーターは…(わたしの青い鳥)。大学で出会った、想い人によく似た彼との新しい恋(シンデレラの聖夜)。軍人の一家に育った彼女の、はじめてのときめき(夜のピアノ)。根来島で、少年と少女は出会い、そして…(カトゥンの定め)。少女がめざめたときが、はじまりと終わりだった(そして、はじまりと終わり)。映像で語られなかった『ラーゼフォン』世界を、大野木寛が渾身の書き下ろし。
著者等紹介
大野木寛[オオノギヒロシ]
1959年生まれ、東京都出身。シナリオライター・作家。82年『超時空要塞マクロス』で脚本家デビュー
出渕裕[イズブチユタカ]
1958年生まれ、東京都出身。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、『機動警察パトレイバー』メカデザイン、『ロードス島戦記』イラスト・キャラクター原案(角川書店)、『仮面ライダーアギト』クリーチャーデザインなどを経て、『ラーゼフォン』で原作・初監督を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
38
TV版『ラーゼフォン』外譚集。MUと呼ばれる存在の侵攻により東京圏は隔離され、世界の均衡が破られた世界。神名綾人と美嶋遥は別れ別れになり、そして再会する。時差を経た世界で。とまあ、そんな世界観のアニメの登場人物たちの語られざる物語群。それぞれの孤独や頑なさの理由が明かされている。アニメ自体が極力説明を省いた作りだったので(そこが魅力でもあった)主人公ふたりの出逢いも、初めて(?)繊細に描かれていた。過去からの侵略、時間の干渉など重厚な設定の元で運命に抗う人々の群像劇、再視聴しなくては。2020/05/24
北白川にゃんこ
3
短編集!MUにも一般的な悩みがあったりして親近感と悲しみを感じる。結婚できなかった三輪…。2016/08/02
久遠
1
「出会い」をテーマに描かれたとのこと。各キャラ同士の関係性や絆といったものが生まれたきっかけのようなものがわかるので、本作を読んでから本編を読み返せばより面白く感じるのではないだろうか
ごん太
1
この物語をちょっと違う視点から眺める2012/07/17
永山祐介
1
面白かったのは三輪と功刀かなあ。TVではムー側であることもあって、三輪ってあまり詳しく描写されていませんでしたからね。すっと理解できた感じ。功刀さんも娘さんとの関係がさりげなく書かれていて良いですね。大事にしていたんだろうなあ(……が、その後はどうなったかということを思うと……)。2003/11/24