出版社内容情報
注文されたお菓子はなんでも作る博多の“和洋”菓子店「お気に召すまま」はサボり癖のある店主・荘介とアルバイト・久美のコンビで今日もほっこり営業中。ぶらりと立ち寄った蚤の市で高額な一丁焼きの鯛焼き器を手に入れた荘介。それを知った久美から「経費節減!」と叱られる。しかしその金型は荘介が幼い頃に祖父に連れられて食べていた鯛焼き店のものだった。荘介は、鯛焼きを焼きながら思い出を語ることに――。
大人気シリーズ、ますます美味しい第7弾!
寂しい思いもお菓子で優しく包み込み、みんなを笑顔にする――。
内容説明
注文されたお菓子はなんでも作る博多の“和洋”菓子店「お気に召すまま」はサボリ癖のある店主・荘介とアルバイト・久美のコンビで今日もほっこり営業中。ぶらりと立ち寄った蚤の市で高額な一丁焼きの鯛焼き器を手に入れた荘介。それを知った久美から「経費節減!」と叱られる。しかしその金型は荘介が幼い頃に祖父に連れられて食べていた鯛焼き屋のものだった。荘介は、鯛焼きを焼きながら思い出を語ることに―。大人気の菓子店シリーズ第七弾!
著者等紹介
溝口智子[ミゾクチサトコ]
福岡育ち。2015年、小説投稿サイト「小説家になろう」で開催した『第1回お仕事小説コン』にてグランプリを受賞し、2016年3月に『万国菓子舗 お気に召すまま―お菓子、なんでも承ります』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
71
万国菓子舗その7。連作短編集。2人の関係も結構進んだなって感じ。鯛焼きとゼリーの話が好き。2019/07/14
hirune
41
【Kindle】久美の言う通り 私も完璧天女な陽さんがどうして藤峰と付き合ってるのか わからない〜😅もしかして本人の器が大きすぎて 母性本能が人の3倍くらいあるのかしら?又は自己肯定感0のふにゃふにゃな男を粘土みたいに捏ねて芯を入れて 何かを作り上げようとしてるのかもね⁇作品として^^; 今回荘介の作った糖質OFFなスィーツは売れると思うなぁ!ていうか買いたい^^日替わり糖質OFF菓子を置いてくれたら買いに行きたい〜♪2019/10/16
ぽぽ♪
37
荘介が久美に対して愛情を隠さなくなったので、終始ごちそうさまでした。お気に入りは、「カササギゼリー~」さやか先生、ひろとくんと仲直り出来て良かったです。そして「秘密だらけ~」チョコレートケーキが原因で思わぬ方向へ。こちらも和解できて良かった!今回も世界中の知らないお菓子が出てきて美味しそうでした。2019/06/27
スズ
28
蚤の市で鯛焼き器を買った壮介を「経費削減!」と叱る久美だが、それは壮介が亡き祖父に連れていって貰った鯛焼き屋の物で…。この作品は毎回胃袋を何度も刺激しまくってくる中毒性たっぷりで、読んでいて非常に楽しくなりますね。黒餡ではなく、百色の餡を作り出す為に試行錯誤する壮介達を見ているのが楽しく、色鮮やかな餡がたっぷりと詰まった鯛焼きを想像すると涎がじゅるりと。餡子だけでなく甘くない具材を入れたりもする鯛焼きですが、私は子供の頃に祭の屋台の出店で母親が買ってくれた鯛焼きが思い出の味で、懐かしい気持ちになりました。2019/08/11
Kana
25
今回も食べてみたいお菓子ばかり。こんなお店近くにあればと思った。荘介は久美が喜ぶようなお菓子を作るだけでなく、さらっとだけど言葉で久美に伝えるところは羨ましい。どのお話も良かったし、ページ数にも満足だった。2019/05/28