内容説明
爆発的な勢いでユーザー数を増やしている、無料ゲーム&SNSケータイサイト「モバゲータウン」。このサイトを運用するディー・エヌ・エー(DeNA)は、auと手を組んで「auオークション」「auショッピングモール」などの公式サイトの運営も行っている。本書は、モバイルに特化したコンテンツ戦略で大成功を収めている同社を例にして、第3世代ケータイやパケット定額制の普及によって、大幅に状況が変わったケータイ・コンテンツ市場における、成功の秘けつを解説する。
目次
序章 ケータイ・コンテンツ市場の勝ち組「ディー・エヌ・エー」
第1章 通信の進化とパケット定額制の普及
第2章 劇的に変わるケータイの環境
第3章 キャリアと一体化する「超」公式サイト
第4章 伸び続ける勝手サイト、モバゲータウン
第5章 ディー・エヌ・エーに学ぶ「モバイル」という「魔法」
第6章 ケータイ・コンテンツの未来
著者等紹介
石野純也[イシノジュンヤ]
1978年生まれ。慶應義塾大学卒業後、(株)宝島社に入社。数々のケータイ関連誌を立ち上げ、独立する。その後、専門誌、一般誌を問わず幅広い媒体でケータイ関連の記事を執筆している。雑誌、テレビでのコメントも多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさゆき
2
モバイルマーケットの流れがわかりました2010/05/06
あだちん
1
最初に読んだ当時はどうやって巨大SNSが生まれたのかが焦点であったが、今はどうして滅びたのかが焦点に代わっている。どちらもPFの変化という点で共通である。生まれたのはケータイのパケット通信が常時接続化したからであり、滅びたのはスマホシフトに失敗したからである。PFの入れ替わり時にコンテンツPlayerは確実に入れ替わるので、先行して入りユーザ規模を獲得するのが歴史に学ぶべき点であろう。 今はそれがApple、Googleになっているのが残念な点である。2020/09/03
たかひー
1
★★★ 10年以上前に出版された本だけにどうしても古さが。スマホは普及しないとのコメントが…2018/12/16
あだちん
0
すこし古い本であるが非常に面白かった。環境の変化がもたらす構造の変化などが分析されてまとめられている。よく経営幹部が変化はチャンスであるというが、その意味がすこし理解できた気がする。2012/04/14
けーい
0
なぜモバゲーが成功したのかについて、モバゲーのビジネスモデルだけでなく通信や携帯機能の発展からも分析している。IT業界は常に変化していっているので、この本の価値はもう薄い。発売時にはすごく内容の濃いものであったに違いないが、2011年現在のIT市場にはもう通用しないものが多い。読んでいて時代の流れを感じた。2011/03/10