内容説明
麻雀文庫に人気トッププロ安藤満氏の戦術書が登場。まずは、基本定石詳解、問答形式での実戦的な戦術指南編で、基礎雀力のアップを図る。そして、氏独自の戦術“亜空間殺法”を基礎編と奥義に分けて解説。その戦術はデジタルが主流の現代麻雀に、キラリと光を放つ。初級者から上級者まで、読み応えがあり、すぐに実戦に生かせる一冊となっている。
目次
第１章 基本定石（配牌での選打；ペンチャンよりカンチャン…その変化 ほか）
第２章 実戦亜空間塾（次の一手の落とし穴；最終形の見切り ほか）
第３章 亜空間殺法基礎篇（亜空間に入る前に；信号機をつけろ ほか）
第４章 亜空間殺法奥義（亜空間殺法四大要素と概要；亜空間殺法其之一 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagnuka
1
1995年の連載内容に特別エッセイ等を加え文庫化したもの。ツキの操作を基本とする亜空間殺法の解説は、理論的なものから超常的なものまで幅広い。戦術内容は別に置き、特別エッセイからは安藤満の麻雀と向き合う姿勢と自分の力量の把握（＝諦め）がにじみ出ている。伊集院静が寄せたあとがきは今は亡き安藤満をまざまざと描き出しており、懐かしく切ない。2012/07/30
ピンクのまぬけ
0
今風の打ち手には頭の痛くなるようなオカルト麻雀戦術書である。とはいえ見所はある。亜空間殺法とは不調を忍び、ラスを覚悟し、あがりを諦めて繰り出すものであり、一見派手なように見えて根底にはストイシズムを感じてかっこいい。原稿が書かれてから18年。麻雀戦術は格段の進歩をとげたが、いま鳳東と言われるところでは亜空間まがいのとてもあがれそうにみえないクソ仕掛けがさかんである。あがりにばかりこだわらず、鳴きそのものの影響を評価して仕掛けを打つ麻雀の時代である。喰いの意味は違っていても亜空間を感じられることが多く、やり2013/01/11
