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未来をつくった人々―ゼロックス・パロアルト研究所とコンピュータエイジの黎明

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  • サイズ A5判/ページ数 575p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784839902254
  • NDC分類 548.2
  • Cコード C3004

内容説明

パーソナルコンピュータは、どのようにして生まれたのか。企業にとって技術研究はいかにあるべきか。コンピュータ史上の伝説的存在、ゼロックス・パロアルト研究所のすべては、ここからはじまった。

目次

1 天才(座長;マカラウの愚行;ポータードライブの家 ほか)
2 発明家(亡命者;ディーラーをやっつけろ;スペースウォー ほか)
3 メッセンジャー(フューチャーズ・デイ;フューチャー+1;イーサネットを喰うワーム ほか)

著者等紹介

ヒルツィック,マイケル[ヒルツィック,マイケル][Hiltzik,Michael]
ロサンジェルス・タイムズ紙の政治・経済・外国関連記事の通信員、テクノロジー分野の執筆者・編集者を経験。ピューリッツアー賞の最終候補に2度選出されたことがある。南カリフォルニアに妻と2人の息子とともに在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たいそ

4
マウス、オーバーラッピングウィンドウ、WYSIWYG、レーザープリンタ、3Dグラフィックスなどの技術をうみだした、ゼロックス・パロアウト研究所について。やはりジョブズが訪問する箇所が最も興味深いが、一方でタイトルとは裏腹に大企業のイヤな面がいやというほど出てくる。個人的には「セカンドシステム症候群」に陥らないようにしたいと思った。「未来を予言する最上の方法は、それを発明すること。」(アラン・ケイ)2014/01/31

テキィ

3
ユーザーインタフェースデザイナーとして、訪れたことのないけどなぜか懐かしい故郷の話を聞いたような気持ちになった。 私自身が大企業のR&Dに長い間在籍した事や、昨今の日本の著名な家電メーカーの失墜などの状況と比較して、成功体験の大きなゼロックスが、新しいビジネスへシフトできなかった状況は大いに納得できた。昨今のDXもうまくいかんやろな。 2023/01/20

nchiba

3
ゼロックス・パロアルト研究所では本当に未来が作られていたんだな。今僕たちが当たり前に使っているIT技術のほとんどがこの研究所で1970年代に造られているんだから。今、こんなわくわくするような仕事をしているところと言ったら、Googleってことになるのかなあ。でも後世で成功したとみられるかどうかはわからないものだということはわかった。2010/11/12

まも

1
すべてはここからはじまった。パソコンという概念すら無かった時代に、ハードウェアからUIまで作り上げたゼロックスの研究所のルポ。かのジョブズが訪れてアイデアを得てその後成功してしまったというのはあまりにも有名だが、それはゼロックス社の新技術への無理解からくる必然だったのか。ただ、巨大資本が無いと研究所なんて無かったし、ベンチャーの柔軟性が無いと商品化はできなかっただろうし、一概には悪いとは言えないな。アップル社の株との交換で技術公開したが、アップル社が成功する前に売ってしまったというのは皮肉だ・・・。2012/08/10

amaneshino

1
新技術を開発して、商品に添加すれば売れていた時代は終わった。これからはユーザーのニーズに即した商品を開発しなければ売れない。…なーんて言葉をよく聞くけど、長大な官僚制度に阻まれてあっぷあっぷするPARCのように、居もしないお客様に潰される未来しか見えてこないのは気のせいか?『未来を予知する一番の方法はそれを発明することだ。』私がこの言葉を好きな理由はその自明さだ。ブラナーが、コンピューターウイルスを書いたのだとショックにこだわった理由が、痛いほどよくわかる。変わった明日を誰だって見たいし、知りたいもの。2011/06/22

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