内容説明
チャンピオン、カスパロフはなにと闘い、そして敗れたのか。チャンピオンのセコンドによる、カスパロフ陣営の内情、再戦をめぐるIBMとの葛藤の克明な描写!カスパロフ本人による序文と指し手解説付。
目次
第1部 人間対人間―1995年世界チェス選手権 ガルリ・カスパロフ対ヴィシュワナータン・アーナンド
第2部 人間対機械―1996年ガルリ・カスパロフ対IBMディープ・ブルー
第3部 再戦―1997年ガルリ・カスパロフ対IBMディープ・ブルー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nob
2
世界王者カスパロフとIBMのコンピュータによる、世界に衝撃を与えた闘いのドキュメント。第2戦はIBM自身が主催という時点で公平さに欠けており、加えてディープブルー陣営の仕掛けてきた心理戦に対し、チャンピオンは準備ができていなかったことが致命的だったようです。ただそれは、極限の集中に伴う疲労や、些細な出来事によって安定を失う人間と、いかなる事態にも全く動じない機械の決定的な差であるのかもしれません。チェスの試合の舞台裏を覗けるという意味でも興味深い一冊。近頃はフリーソフトでも相当強いのがあるよね。2011/08/02
Megumi221
1
× 棋譜読めない2008/11/16