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無敵の一般教養(パンキョー)

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784839820312
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

素人が疑問に思っていることに痛快な回答を与えてくれる名物教授を一堂に集め、個人授業をした本。いずれの講義も一コマないし二コマ分の長さで、各科目の魅力を惜しげもなく開示してくれる。惑星物理学、近現代史、数学、脳科学、考古学、農学、地理(文化人類学)、言語学、それぞれの一般教養講義はオリエンテーションを兼ねた入門篇となっており、さらにその奥義に接近したい人のためにリンクを張る意味で、必読書も紹介してある。

目次

1 惑星物理学―すべては衝突から始まる(松井孝典)
2 考古学―地域から日本がみえる(森浩一)
3 数学―数学を語るものは証明を語る(足立恒雄)
4 脳科学―クオリアという概念をめぐって(茂木健一郎)
5 文化人類学―生きられた地理をなぞる(関野吉晴)
6 言語学―闘争する日本語(田中克彦)
7 近現代史―批評が消え、世論が単純化する(加藤陽子)
8 農学―農学を通して社会をみる(筑波常治)

著者等紹介

島田雅彦[シマダマサヒコ]
1961年東京都生まれ。作家。法政大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

amanon

3
自分にとっては門外漢な領域でも、意外な程興味深く読めた。まさにタイトルに相応しい内容と言うべきか?またどんな領域でも、鋭い質問やコメントを投げかける島田雅彦の知性と知識に感服。最後の講義でいみじくも人文学系の農学という言葉が出てきたが、こうした学際的な対話を通して、何かと等閑視されがちな文学や哲学の可能性が新たに見えてくるのかもしれない。それはともかくとして、十年以上前に出た本書を読んでいると、本書で危ぶまれていたメディアの劣化が今日一層その傾向が顕著になっているということに改めて暗澹とした気持ちになる。2014/05/12

えま

0
もっとパンピーにもわかるように話せないのかしらこの人たちは。島田さんの博識自慢みたい2012/04/23

左脳

0
いろいろな分野の専門家の話が連打されるので、読みやすいけど情報量としては濃密。2003年の発行なので、続編のような企画があればぜひリアルタイムで読んでみたい。2011/03/27

おおくま ねこ

0
結構歯ごたえのある話もあったけど、そう言えば大学時代の一般教養の授業でこんな話も聞いたなぁ~、ってところも。学生時代には理解できなかったり、退屈に感じたことが、大人になると新たな好奇心を書きたてることがあったり、思考の根底に実は重要だったと気づいたり……大人になってしまうと、専門外の面白い話をこうして聞ける機会も減ってしまうので、この本に出会えてよかったです。また、まだ読んだことの無い島田作品に更に興味もわきました。2010/10/30

光太郎

0
まあまあ2020/07/04

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