ロックンロール

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784838714582
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

デビュー第二作執筆のためパリのホテルに篭もる作家のもとに、突然ひとりの新米女性編集者が訪ねてきた。東京に届いていた謎のCD、去っていった恋人たち、目の前の恋。人生が揺らいでいく。岩となれ、そして転がるな。ツェッペリンの名曲をバックに、パリで展開する恋と人生。

著者等紹介

大崎善生[オオサキヨシオ]
1957年生まれ。2000年、『聖の青春』(講談社)で第十三回新潮学芸賞、2001年、『将棋の子』(講談社)で第二十三回講談社ノンフィクション賞を受賞。同年、初の小説『パイロットフィッシュ』(角川書店)を発表し、2002年、第二十三回吉川英治文学新人賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケロコ

10
何年振りかの再読。読み返して冷静な自分に気づく!はっ!一回読んだこと有るからだ!と今気づく(笑)名前のしりとりのくだりには新鮮さを覚えたけどなぁ。2014/08/17

ライアン

9
買った時に読んで以来だから12年ぶりに読んだ。この小説を通して、作者の小説や言葉に対する考え方がわかった。小説はストーリーよりも文章そのもの、という考え方はいかにも大崎さんらしいな、と思う。日本に帰るときに久美子がいった「いい小説を書いて下さい。応援しています。いつかはレンプラントの絵のような」はまさに大崎さん本人に私自身が望んでる言葉だ2015/04/23

9
フリーセルに費やした時間計測、ヤキスシやスシヤキ、そして「僕にとっての小説の感動は、ストーリーや起伏というよりも、もっと単純で文章そのものということが多いんだ。」と持論を語るシーン、これらが心に残った。ドラマティック、というかドラマの脚本のようなきらいがないわけではないが、丹念に鍋を磨くが如くのキラッとした文章が心地よい。転がり続ける人生、それも磨く行為の一環なのかもしれないなぁ、と。2013/02/26

商業主義の地獄ゆき

4
再読。10代の頃一番好きだった作家、大崎善生。大崎善生さんの文章は綺麗で的確なのに無駄ばかりで寄り道をしながら流れていき、ストーリーや感情の起伏というよりも文章そのもので、それがそのまま感動に繋がる。あまり後に残らないのも良いところ。本人曰く"原理的な文章おたく"らしいです。正にそのとおり。2012/12/10

SHIORI

4
ビールとワインをしこたま呑んで、しりとりのような恋をするのもいいかもしれない。このひとずっと気になっててようやく1冊読み終えたわけだけど、もうすこし他のも読んでみるのもいいかもしれない2011/01/15

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