感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キジネコ
33
湘南 藤沢 江ノ島 片瀬 海辺の町をはしるエノデン・・・眩しい日差しと濃く深い影の対比、画集 詩集 アジテート 松本大洋に触ると落ち着かなくなる。いい年をしたオッサンが若い頃の焦燥を、胸の抱えた痛みを思い出してしまう。それは遠い彼方の火ではなく触れると指を焼く熱を持ってるから、始末に悪い。追いかけてくる何か、言い知れぬ不安と焦りは蹉跌の苦渋か。春男が問う、死んだら俺らは どこに行く?癒える事のない乾きを抱えて疾走する命は、ただの借り物だと男は言いました。借りたものは返して元の場所に帰るだけ・・ だけど。 2015/01/29
二戸・カルピンチョ
21
自分の感じてる事をこんなふうに表現して、読者に受け入れて貰えるなんて、凄いと思う。心や景色や、真理を切り取る天才!2016/09/13
深夜
7
感覚を研ぎ澄ませながら読むという、そんな稀有な体験をさせてくれる。2017/02/27
yom
3
現実は退屈だから夢想しようよ、というメッセージが一貫してる感じ。その一方で孤独や絶望への対抗策は決して現実逃避だけじゃない。兄弟であれ友人であれ恋人であれ、関係していく事が重要というのも描かれてる。と思う。2022/04/24
yarake isuke
1
タムタムヤーン