感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tougeichan
5
読んでいて、登場人物の把握に四苦八苦。中国では盗掘などでの国家的美術品の無許可海外への持ち出しは死刑にされる事がありうるという。その一つ唐三彩（唐代の名陶芸作品）を裏ルートによって日本に持ち出したゆえに起こる殺人事件。日中両国を巡る裏社会の関係が興味深い。僅かなお金で殺人さえも引き受ける農村戸籍の者たち。人口13億の大国中国の現在の発展の裏で、未来が見えない、人口の大半を占める農村戸籍の者たちの、一家家族を支えるための厳しい生き方にため息。人の数は力なり。現在だけで13億、5千年の歴史を持つこの大国は恐怖2012/05/22
みい⇔みさまる＠この世の悪であれ
4
☆×4.0…一種のハードボイルドものかな。一人の弟を亡くした男が弟の死を知るために翻弄するという物語。キーワードは｢盗掘物｣。それゆえに多くの人が欲に踊らされ、命を落とし、捕まったのです。そして、ついに男は真の仕立て人と対峙するのですが…悪くはない内容です。アウトローな世界の割には静かですし。ただし若干突っ込みどころが多いような気がするのは気のせいでしょうか。(金の出所等)個人的にはもう少し、主人公の男の過去を知りたかったです。2012/11/23
ちょん
4
最後まで先行きが楽しみで読めた。が、終わり方があまり好きではない。 もう少し 違う終わり方がなかったのかなぁ。 2011/06/10
無添
2
弟の死の真相を探る兄。中国盗掘品。2018/04/24
雨猫
2
主人公の背景が読んでるうちに分かるのかと思いきや、最後までよく分からなかった。のめり込めず。☆2つ2012/09/26
