内容説明
東日本大震災から8年目をむかえ、民話とともに震災を乗り越えた人々の声と思いの記録。民話の力(語る力、聞く力、書く力)が100年後の子どもを助け、1000年後の人々を守る。
目次
巻頭言 復興を考えるために―忘却・移転・民話
第1部 復興を支える民話の力(基調講演 復興を支える民話の力;シンポジウム 復興を支える民話の力)
第2部 大震災をのりこえ、民話を語りつぐ(山元町の民話を語る;巨大津波の体験を読む;伊達最南端の民話を語る;大津波の記録『中浜小学校物語』;フォーラム あの日から今日までの私;再び記録をまとめて;エッセイ 山元町の復興に携わって;エッセイ 新地町に暮らして;エッセイ 復興と郷土教育資料;エッセイ 復興を支える図書館活動;エッセイ 海辺のしなやかな復興―日常・異界・対話と賑わい;やまもと民話の会のあゆみ)
著者等紹介
石井正己[イシイマサミ]
1958年、東京生まれ。東京学芸大学教授、一橋大学大学院連携教授、柳田國男・松岡家記念館顧問、韓国比較民俗学会顧問。日本文学・民俗学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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