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日本の蹴鞠

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  • サイズ A5判/ページ数 185p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784838105083
  • NDC分類 384.8
  • Cコード C0039

内容説明

蹴鞠が国技だった?宮本武蔵も鞠を蹴った!?「馬鹿」の語源は蹴鞠に?蹴鞠の成り立ちから発展、現在にいたる歴史はもちろんのこと、衣装や蹴り方、武家や人々との関わりまでを詳細に解説。

目次

第1章 蹴鞠の概要(歴史;鞠庭;鞠;鞠装束;身分による装束 ほか)
第2章 蹴鞠の文化(風水;陰陽五行;宗教;芸能;武道 ほか)

著者等紹介

池修[イケオサム]
昭和31年生。昭和55年京都大学医学部卒業。平成3年トゥールーズ大学病院胸部外科勤務(フランス)。平成7年京都大学胸部疾患研究所助教授(外科)。平成10年京都大学大学院医学部助教授(呼吸器外科)。現在、勤務医僧侶(真宗)、蹴鞠保存会理事、京都市伝統行事・芸能功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

54
『源氏物語』の柏木が女三宮を目にする場面や『平家公達草紙』の平家の公達の遊びの場面など、古典では大変身近な蹴鞠ですが、実は蹴鞠について全然知らなかったのだなと痛感しました。蹴鞠のコート・鞠庭から装束、鞠を蹴る作法まで様々な型があって「鞠道」の名に恥じません。個人的には鞠装束に絡めて男性装束について詳しく知れたのが収穫でした。最後に著者が有職故実について、知らないで変わってしまうのと知っていて変えてゆくのとでは意味が違うと熱く語っていたのですが、そういう意味でもこのような本が広く読まれたらいいなと思います。2019/08/16

内島菫

20
蹴鞠は中国発祥とされむしろサッカーに近かったが、横方向からを縦方向の動きへ日本独自の変化をとげたという。日本においても、藤原成通の頃(平安末期)までは遊びとして楽しまれていたそうだが、天皇が参加したり宮中の公式の行事になるにつれ、烏帽子から沓までの装束、扇や鼻紙、鞠、蹴り方はもちろん蹴鞠を行う場所である鞠庭に鞠足(蹴鞠をする人)が入る順番から鞠庭の作り方(建物の南面に作り、四方には決められた樹木を植える等、蹴ったときの音の響きをよくするため壺を埋めたというので、音も楽しんでいたことがわかる)、2019/05/22

マカロニ マカロン

1
個人の感想です:B。伊東潤氏の『国を蹴った男』に今川氏真(義元の子)が蹴鞠が得意だったと書かれていて、蹴鞠に興味を持ち、たまたま図書館で見かけて、衝動借りして読んだ。蹴鞠は1400年ほど前に日本に伝わり、大化の改新のきっかけにもなっている。貴族や皇室で愛されたスポーツで勝敗が目的でなく、いかに長く蹴り続けるか目的。聖徳太子の十七条の憲法の「以和為貴」の精神を具現化するような競技で、次の人が蹴りやすい鞠をパスするのが大切。信長の時代宣教師ルイス・フロイスが「ヨーロッパにはない足で行う球技」と書き残している。2014/09/05

偽教授

0
なかなか資料価値が高いと思う。2018/04/29

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