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内容説明
人の足を引っ張るなどということは卑劣極まる行為であり、良識ある者のやることではない―大半のサラリーマンはそう思っています。ところが、同じ人が、会社のため、組織のため、みんなのためというような大義名分を主張しつつ、実は人の足を引っ張っています。本人の表面的な心理は「正義」なのですが、裏には自己中心的な「欲望」が渦巻いています。―自分と人の裏側が怖いくらい見えてくる本。
目次
第1部 人間関係学 理論篇―人は自分の幸福しか考えないものなのか(あなた一人だけ、みんなと違った意見を言えますか?;「みんなが君を批判しているよ」の「みんな」って何人のこと?;「出る杭は打たれる」というが、「出る杭」が上手くいく時、いかない時;会議はすればするほど、人の意見を偏らせる;「組織のため」という大義名分は人間を残酷にさせる ほか)
第2部 人間関係学 応用篇―「人間関係」の知識不足は人生を不幸にする(人事考課はなぜ、「先入観」に左右されるのか;「理不尽な人事」を人はどう受け入れるのか;人間は自分の都合のいいように人を解釈する;人はどのような時に反発し、また燃え上がるのか;協調的と個性的―日本社会ではどちらが有利か ほか)
著者等紹介
斉藤勇[サイトウイサム]
1943年、山梨県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。78年、86年にカリフォルニア大学留学。現在、立正大学心理学部教授
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