内容説明
今までのサービス業は、まず「お得だ」というところからスタートしました。スーパーは流通の改革、大量販売によって、どんどん安く「お得」になりました。「お得」ということが、サービスでした。やがてそれは、「便利」に変わりました。これが、スーパーからコンビニへの移行です。これからは何か。それが、「ちょっとうれしい」です。あなたがお店に行って「あの店はよかった」と覚えているのは、ちょっとうれしかったからです。「ちょっとうれしい」を与えることができなかったら、サービスをしなかったも同然なのです。
目次
1章 お客さんが感動するサービス・不満がのこるサービス(クレームは、ラブレターである。サービスは、お客さんとの文通である。;リピートしない仕事はない。;「お得」から「便利」へ、そして、「うれしい」へ。 ほか)
2章 なぜその人から買いたくなるのか・買いたくないのか(ささいなことをメモして、残しておいてくれる人を信用する。;クレームの多い人が、お客さんから好かれる。;すべての営業マンは、お客さんの心理カウンセラーである。 ほか)
3章 一生の顧客を獲得する人・できない人(お客さんのクレームは、別のところにある。;ビョウインでしていることを、ビヨウインですれば成功する。;プラスチックの容器よりも、ひびの入った陶器が感動を生む。 ほか)