内容説明
情報誌「Weeklyぴあ」で大好評だったセックス&バイオレンスな偏愛映画コラム『激殺!映画ザンマイ』を1冊に収録。
目次
『フロム・ダスク・ティル・ドーン』強い女にめっぽうヨワイ、下僕志向の男たち
『ボッカチオ’70〈完全版〉』エログロ大好き!欲望に忠実なイタリア映画
『はなればなれに』タランティーノとアニエスb.はラブラブなの?
『ハムレット』殺しても死なない?たくましすぎるケイトの二の腕
『レニ』女傑監督レニは、永遠に肉体美を追い続ける
『ブルース・ブラザース2000』続編は超豪華!だが、ベルーシの穴は大きかった
『セリーヌとジュリーは舟でゆく』天下の芸術監督リヴェットのサイケなドラッグ・ムーヴィー
『エンド・オブ・バイオレンス』ローブの下に下着ってそりゃないよアンディ
『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』量も質も圧倒的!ファスビンダーは文句なしの天才だ
『カリフォルニア』ゴリラ=殺人鬼?動物園でがんばるブラピの役作り〔ほか〕
著者等紹介
柳下毅一郎[ヤナシタキイチロウ]
1963年、大阪府生まれ。特殊翻訳家、殺人研究家、映画評論家。東京大学工学部卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wasabi
1
「そう、映画を見てスターになったような気になることもある。だけど映画について文章を書いているぼく、映画を見ているあなたはスターではない。その絶対的な悲しみこそが映画に向かわせるのだ、とホフマンは語るのである」2014/12/03
RHINO
1
「映画館ファンが映画館に入りびたるとはどういうことか。それは孤独ということである。そして若くて時間があって他にやることがないということで、つまり鬱屈しているということだ。映画館の暗闇は若者の鬱屈を優しく慰撫してくれる場所なのである。」むー泣けた。読みながら学生時代のあれこれが立ち上ぼってきて、いても立ってもいられずツイッターに書きなぐり翌日恥ずかしくなって削除した事が何度も何度も。体験は映画館でしかできないんだよ。映画愛という言葉が嫌いだとおっしゃっていたけど映画愛にみちた1冊。映画が好きでよかった。2010/06/27
オドラデク
0
このくらい映画を観れる時間があったらなあ。2009/12/31